この記事では
ライセンスを取ってファンダイビングに行くけど
- ダイビング中に浮上しないか不安~?
- みんなに迷惑がかからないか心配~!
- スキルでやってしまう失敗の対処法を教えてほしい~!
というふうに
初めてのファンダイビングで、「ダイビング中にやってしまうスキルの失敗をしないようにするにはどうしたらいいの~?」って悩みますよね~?
なので、
実際に、ダイビングショップでインストラクターとして16年間アドバイスしてきたモンツキくんが
- やってしまうスキルの失敗を
- 1つずつ、わかりやすく
- 対処の方法を
紹介していきます。
この記事を読めば
初心者がファンダイビングでよくやるスキルの失敗の原因と対処法を5つわかりやすくまとめてますので、ライセンスを取得したばかりの方は読んでみてくださいね。
初心者がファンダイビングでよくやるスキルの失敗5選の紹介
「ライセンスを取ったばかりで、ダイビング中に失敗したらどうしよう~?」
「みんなに迷惑かけたらどうしよう~?」
と思われている方はとっても多くいます。
初心者がファンダイビングで失敗するのは「当たり前」です
ライセンス講習はやり方を覚えるまでです!
苦手なスキルは誰でもファンダイビングをしながら1つずつ克服していくので心配しなくていいですよ!
ファンダイビング中にする主なスキルは
- 海へエントリー
- 潜降
- フィンを使って水中移動
- 水深を変えながら中性浮力
- マスクに水が入ったらクリア
- 5mで安全停止
- 浮上
これをなんとかできれば、まずは大丈夫です!
ライセンス講習ではいろんなスキル練習をしてきましたが、緊急時のスキルなどファンダイビング中にすることは滅多にないんです。
ただ、他のスキルも忘れないようにしてくださいね!
では、ファンダイビング中にするスキルの中で、初心者が「苦手なスキルでよくやってしまうこと」を紹介しますね!
- 知らない間に水面に浮上してしまう
- マスククリアができずにパニックに
- お尻から落ちるような潜降になる
- フィンキックしても上手く進まない
- 体勢が悪くなってバランスが崩れる
初心者の方は始めに浅い水深でリラックス!
徐々にダイビングを楽しんでいくようになりますが、苦手なスキルで不安になって失敗したり、パニックになったりすることもあります。
ファンダイビングの時にちょっとずつ練習してみましょう!
ただし、失敗しても大丈夫!
インストラクターに苦手なスキルを伝えておくと、ファンダイビングを楽しみながら一緒に練習もできますよ!
苦手なスキルでよくやってしまう5選の原因と対処法
初心者がファンダイビング中に苦手なスキルでよくやってしまうことの原因とその対処法をそれぞれ紹介していきますね!
知らない間に水面に浮上してしまう
初心者の方で一番多いスキルの失敗ですね~
どういう時になるの?
深い場所から浅瀬へ移動している時にプラス浮力になって浮上してしまう
対処法その1
思いっきり排気する
↓
少しずつ沈んでいく
↓
給気ボタンを2回押して沈むのを止める
水面まで浮いしまったら・・・
対処法その2
給気して浮力を確保する
↓
水面で深呼吸して落ち着く
↓
身体を立てて足から潜降する
↓
少しずつ沈んでいく
↓
給気ボタンを2回押して沈むのを止める
原因として
- ゆっくりと浮いていくので「浮いていく感覚」がわかりにくい
- 排気のタイミングが遅れたり、少なかったりして浮上してしまう
- 立ち気味の体勢になっているとフィンキックで浅瀬に進んで行く
- 周りのダイバーとの位置関係を見ていない
- ウエイト量が適正より少ない
浅瀬へ移動していく時は、ゆっくりと水深を上げるので、「浮いていく感覚」がわかりにくく、気づくとプラス浮力になって水面近くまで上がっていることがとっても多いですよ。
- ガイドや周りのダイバーより自分が上にいると思ったら排気
- 下に砂地やリーフなどがある時は1m上を泳ぐ
- 飛んでるようなイメージで水平姿勢になる
ことを意識すると浮上しないで泳ぐことができますよ!
マスククリアができずにパニックに
初心者の方で一番やりたくないスキルがマスククリアだからね~
どういう時になるの?
鼻からじゃなく口から息が出てるのでマスクの水が出ていかない、その内、鼻から水を飲んでしまってパニックになりやすい
対処法その1
マスクに水が溜まってきたら
↓
安定できる場所に移動
↓
マスクの位置を少し下げる
↓
口で深呼吸を2回する
↓
マスクの上を押さえて顔を上げて鼻から息を出す
できないと思ったら・・・
対処法その2
インストラクターにサインを出す(×とかマスクを指さす)
↓
インストラクターが来るまで待って
↓
一緒に水面へ浮上する
原因として
- マスククリアに苦手意識があるから焦ってしまう
- 落ち着いてからしないと息が口から出て鼻からは出てこない
- マスクの位置が少し上(ブタっ鼻)になっていると水がマスクから出にくい
マスクに髪が入っていたり、ストラップのゆるみはもちろん、ストラップの位置が悪いと下にずれることでマスクが緩んで水が入いることがあります。髪が長ければストラップの下で髪をゴムでまとめてストッパーにするといいですよ!
マスククリアはスキルに慣れていくしかないので
マスクに水が入ってない状態でマスククリアの練習する
ことをやっていけば、マスクに水が入っても慌てずにできますよ!
お尻から落ちるような潜降になる
初心者の方はバランスを取るのが難しいですからね~
どういう時になるの?
潜降する時に足が身体の前にいったり、タンクの重みで背中から落ちるとなる
対処法その1
お尻から落ちそうになったら
↓
身体をおこして膝を曲げる
(横に180度反転して膝を曲げる)
↓
ゆっくりと潜降していく
できないと思ったら・・・
対処法その2
お尻から落ちそうになったら
↓
ロープを持ちながらその状態でゆっくりと潜降する
原因として
- バランスがとれなくてタンクが下になってしまう
- 潜降中の浮力が少ないのでどんどん落ちてしまう
潜降は足がブラブラしてバランスが崩れやすくなり、潜降中は浮力コントロールをしないと、どんどん落ちて耳抜きができなかったり、タンクの重みで背中から落ちたりもします。
- 水面では浮力を確保して、膝を曲げ、身体を起こてバランスを保つ
- 少し潜降したら給気をして浮力を保ちながら降りていく
ことを意識するとバランスのとれた潜降ができますよ!
フィンキックしても上手く進まない
初心者の方には意外と難しいスキルかもしれません・・・
どういう時になるの?
水中移動する時にフィンキックしているのに進んでいかない
対処法その1
身体を水平姿勢にする
↓
しなるようにゆっくりと蹴る
↓
ゆっくりと進んでいく
全然進まなかったら・・・
対処法その2
インストラクターにサインを出す(×とか足を指さす)
↓
インストラクターが来るまで待って
↓
一緒に水中移動していく
原因として
- フィンの抵抗で膝から曲がる自転車こぎになって進まない
- バタバタと小刻みなキックになって進まない
- 自分の脚力に合った固さや大きさのフィンを使っていない
バタ足するのは簡単そうに思いますが、足をしなるようにゆっくりとバタ足するには経験が必要です。自分ではできてるように思っても意外とできていない方も多いですよ。
- インストラクターにバタ足を見てもらう
- 泳ぎ方の動画を撮る
アドバイスをもらって練習すると上手く泳ぐことができますよ!
体勢が悪くなってバランスが崩れる
初心者の方が水中でバランスを取ることは思っている以上にうまくいかないんです~
どういう時になるの?
方向転換や安定しない泳ぎ方の時にタンクのバランスが崩れてひっくり返る
対処法その1
バランスが崩れてひっくり返ってしまったら
↓
お腹が下になるように横に180度反転する
(前に反転するのは難しい)
↓
BCがフィットするように締め直す
反転ができなかったら・・・
対処法その2
ひっくり返ってた状態のまま
↓
バタバタしないでインストラクターを待つ
↓
一緒に横に180度反転する
↓
BCがフィットするように締め直す
原因として
- 急な方向転換をするとタンクが横にずれて立て直せなくなる
- 安定のしない泳ぎ方だとタンクが横にずれていきひっくり返る
- BCが身体にフィットしていないとタンクがずれやすい
バディを確認するために振り返ったり、安定しないでバタバタ泳いでいるとバランスが崩れていきます。その時よくあるのは、BCが緩んでいることです。バタバタしてしまうとBCはゆるくなっていくので、タンクのバランスが崩れる原因になります。
- タンクがずれてきたら早めに背中に乗せるようにバランスを取る
- BCが緩んできたら締め直す
ことを意識するとバランスが崩れるのを防げますよ!
苦手なスキルを早く克服するコツは意識して練習すること
ダイビングのスキルは経験していくと必ず上手くなっていきますが、ただ「楽しいな~!」と潜るよりも早く克服するコツは
- ファンダイビングの時に1つだけ苦手なスキルを意識して練習してみること
- 「1ダイビング=1スキル練習を意識」
ファンダイビングでスキル練習するのは1つのスキルにしましょうね!たくさんのスキルを練習しようとすると、かえって分からなくなりますよ。
「意識してスキルを練習する」⇒◎
「なんとなくごまかしながらやる」⇒×
克服する早さが全然違ってきます。
なんとなくだといつまで経っても苦手意識がなくならないです。
実際に練習する時ってコソっと隠れてするのもいいですが、インストラクターに「苦手なスキルがあること」と「それを少し練習したいこと」を伝えた方がたくさんいいことがあります。
- スキルのアドバイスもらえる
- 練習していい時を教えてくれる。
- 練習を見てくれたり、付き合ってくれることもある
- 何が良くないか後で教えてくれる
インストラクターは「ダイビングに熱心な方や困っている方には特にダイビングを好きになってほしい!」と思うので、きっと真剣にサポートしてくれますよ!
初心者に「苦手なスキルがあることは当たり前!」のことです。
ファンダイビングはもちろん楽しみながら、少しだけの時間、苦手なスキルを意識して練習していきましょう!
【初心者必見】ファンダイビングでよくやる失敗の原因と対処法5選!のまとめ
今回は「【初心者必見】ファンダイビングでよくやる失敗の原因と対処法5選!」というテーマを紹介しました。
- 初心者がファンダイビングで失敗するのは「当たり前」
- インストラクターに苦手なスキルを伝えてファンダイビングしながら一緒に練習もできる
- 苦手なスキルでよくやってしまう5選の原因と対処法を紹介
- 知らない間に水面に浮上してしまう
- マスククリアができずにパニックに
- お尻から落ちるような潜降になる
- フィンキックしても上手く進まない
- 体勢が悪くなってバランスが崩れる
- 基本スキルの練習はファンダイビングを楽しむ時に1スキル意識して練習するだけで克服する早さが全然違ってくる
ダイビングをやってみたい!「始め方から楽しみ方、器材の買い方、スキル克服まで丁寧に完全解説」している記事を是非読んでみてください!↓
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