- 初心者だけど、水中写真を撮ってみたい!
- 取説がわからないからカメラの設定をきちんとしていない!
- ふつうに撮影しているはずなのに上手く撮れない!
ってことありますよね?
水中写真を始めたけど、誰にも教えてもらわず、我流で撮影しているので、うまく撮れないと悩んでいる方はたくさんいます。
そこで、モンツキくんが16年間インストラクターとして培った経験から伝えたいことをまとめました。
この記事では、
実際にお客様へのアドバイスで喜んでもらえた
- 水中写真ダイビングの楽しみ方
- 初心者におすすめの水中カメラ
- おすすめのカメラの設定方法
- 基本的な撮影のしかた
- 撮影で注意すること
をどこよりもわかりやすく紹介していきます。
この記事を読めば、
初心者でも水中写真ダイビングの楽しみ方を知ってもらえる上に、今までよりもきれいに満足のいく写真が撮れるようになります。
- 水中写真ダイビングとは水中世界をカメラで撮影して楽しむこと
- 水中写真ダイビングは初心者も始めることができる
- 水中写真ダイビングの楽しみ方を3つ紹介
- 初心者におすすめの水中カメラはオリンパス「Tough TG-6」
- 水中写真をキレイに撮るおすすめカメラ設定を7つ紹介
- 初心者にもできる!基本的な撮り方を7つ紹介
- もっとラクして楽しむには「水中ライト・スナッピーコイル」が必要!
- 水中写真ダイビングをしているといろんなダイビングが楽しめる
- 水中写真を撮るときに知っておくべき5つの注意点
- 初心者におすすめ!沖縄の水中写真ダイビングポイント3選を紹介
- 沖縄でファンダイビングをするならショップの選び方が重要
- 【初心者編】水中写真ダイビングの楽しみ方|基本的なカメラ設定と撮り方を完全解説のまとめ
水中写真ダイビングとは水中世界をカメラで撮影して楽しむこと
水中には魅了される幻想的な世界、迫力のある魚の群れ、かわいらしい生き物とたくさんの出会いがあります。
水中写真ダイビングとは
「ダイバーでないと味わえない水中の世界を残したい!」
と夢中になってカメラ撮影を楽しむことです。
水中写真ダイビングは初心者から楽しめる人気のあるダイビングの1つであり、ダイバーの8割以上がカメラを持ってダイビングをしています。
水中写真ダイビングは初心者も始めることができる
ライセンスを取ったけど、ダイビングが上手くできないからムリ!って思っていませんか?
水中写真はライセンスを取ったばかりの初心者の方でも十分楽しめます。
初心者の方なら、まずは
- 穏やかなダイビングポイント
- 参加者が多くないチーム編成
で始めてみることをおすすめしています。
初めてでも安心して、気兼ねなく楽しめます。カメラの撮り方のアドバイスをもらうといい写真も撮れて、きっと水中写真ダイビングが好きになりますよ!
カメラを持っていない方もダイビングショップでレンタルもできます。興味があれば気軽にやってみましょう!
水中写真ダイビングの楽しみ方を3つ紹介
初心者の方が楽しめるように、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)での撮影に特化した水中写真の楽しみ方を紹介しています!
魅了される水中の世界を撮影
浅瀬で見られる水面から降り注ぐ光のシャワーや一面に広がる色鮮やかなサンゴの数、青い海に映える魚の群れは目を釘付けにするような世界です。
本当にダイバーでしか見れない美しい景色ですね。
好きな生き物を撮影
ダイビングを始める前から魚が大好きな人ってほとんどいないですよ!
ダイビングを始めてから、水中で色鮮やかな魚と出会い、海の生き物が好きになって撮影するようになります。
生き物の生態を撮影
海に限らず生き物って不思議でおもしろいくないですか?
会話ができないから「何をしているんだろう?」という行動や動きを撮影したくなります。
初心者におすすめの水中カメラはオリンパス「Tough TG-6」
「ダイビングを始めて、水中写真をするならどんなカメラがいいですか~?」
「きれいな写真が撮れる、おすすめのカメラはどれですか~?」
と聞かれることがよくあります。
初心者には『オリンパス「Tough TG-6」+防水プロテクター』のセットをおすすめしています。
オリンパス「Tough TG-6」の 防水プロテクターは「PT-059」になります。
オリンパス「Tough TG-6」とは
2015年5月に【オリンパスTough TG-4】が発売され、数あるカメラの中でも多くのダイバーが利用し大人気のロングセラーカメラとなりました。
2017年6月に【オリンパスTough TG-5】が発売され、2年後の2019年7月に後継品として発売された最新の機種になります。(2021年7月現在)


初心者におすすめするカメラには4つの条件がある
初めての水中カメラなら、操作を誤って水没したり、ぶつけてしまうかもしれませんよね?
なので、コンパクトデジタルカメラを16年間で数種類つかってきて思うことは、
- 水中カメラで一番重要なのは、水没しないこと、壊れないことです。
- カメラは「高性能」=「初心者にいい」ではない
ということです。
【初心者にすすめるカメラの条件】としては
- 水没しない防水仕様のカメラ
- 防水プロテクターが頑丈で故障しにくい
- 高性能な撮影をカンタンにできる
- すぐに生産中止しない人気のカメラ
この4つが重要だと考えています。
オリンパス「Tough TG-6」の【初心者にすすめるカメラの条件】は◎です!
メリットとして
- カメラ自体に水深15mの防水機能があり、ハウジングが水没してもカメラが壊れることはほとんどない。
- 防水プロテクターも頑丈で故障が少なく、ボタンの操作がしやすい。
- ダイヤルやボタン1つで顕微鏡モードなどの「高性能」撮影がカンタンにできる。
- ダイビングでは圧倒的にNO.1カメラです。ほかと比べるとすぐには生産中止になりにくいはずです。
デメリットと感じることは2つあって
- 初心者が初めて買う「カメラと防水プロテクター」としては防水カメラと比べて安価ではない
- 水中モードで撮影すると海の青みが強いイメージになる
ただし、
水中カメラは何度も買い換える物ではないです。中上級者になっても「TG-6」はカスタマイズしてずっと使っていけるだけの性能は十分にあります。
海の青みは露出補正などを使えば「青みの強さ」を明るいイメージにすることもできます。
デメリットに比べると圧倒的にメリットが強いので、「初心者におすすめの水中カメラとして「オリンパス Tough TG-6」を紹介しました。
水中写真をキレイに撮るおすすめカメラ設定を7つ紹介
「取説がわからないからカメラの設定をきちんとしていない!」
「ふつうに撮影しているはずなのに上手く撮れない!」
という方がとっても多いんですよね~
カメラの設定をするだけで今までよりもキレイな写真が撮れます。
カメラの設定は一度すれば、そのままでOK!ということも多いので、面倒くさがらずに1度だけ一緒に設定してみましょう!
- 水中では「水中モード」に設定
- 小さい被写体は「水中マクロ」「水中顕微鏡」に設定
- ホワイトバランスは「水中 標準」に設定
- フラッシュは水中ワイドなら「発光禁止」がおすすめ
- 露出補正は水中ワイドなら「+1.0」がおすすめ
- AFターゲット選択は「スポット」の「中央」に設定
- 表示羅線選択は「黄金分割」に設定
カメラはオリンパス「Tough TG-6」を参考にしています。
こちらの記事で詳しく解説していますので見てくださいね!
≫【初心者編】水中写真をキレイに撮るおすすめカメラ設定を7つ解説

初心者にもできる!基本的な撮り方を7つ紹介
最近はスマホで写真を撮るのが当たり前なので、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)を初めて使う人も多いですよね?
基本的にはスマホと変わらず、ボタン1つで撮影できます。
コンパクトデジタルカメラで撮影する基本的な撮り方を実践して水中の「映える」写真を撮ってみましょう!
- 被写体を撮るなら生息環境からアップまで「遠・近・短」の距離で撮影
- 雰囲気を変えたいなら「ヨコとタテ」で撮影
- 表現に変化をつけるなら「構図ずらし」で撮影
- 被写体の色が暗い!近くで撮影するなら「内蔵ストロボ」で撮影
- 被写体の色が暗い!少し離れているなら「水中ライト」で撮影
- 明るさの印象を変えるなら「露出補正」で撮影
- 被写体を引き立てるなら「下からあおる」ように撮影
こちらの記事で詳しく解説していますので見てくださいね!
≫【初心者編】水中写真をキレイに撮る基本的な撮り方を7つ解説!

もっとラクして楽しむには「水中ライト・スナッピーコイル」が必要!
「撮った写真が青みかかってうまく撮れない~!」
「水中でずっとカメラを持つのが苦痛~!」
と思うことがありますよね?
水中写真ダイビングをもっとラクに楽しめるアイテムがあればうれしいですよね!
なので、
水中写真の撮影には「水中ライト、スナッピーコイル」があればもっと楽しめます!
撮影した写真を見ると光が届かず全体的に青かぶり(青みかかっていること)しているとショックですよね?
- 水中ライト
水中ライトは内蔵ストロボでは届かない距離の被写体に明かりを届けて色鮮やかに撮影することができます。
水中でずっとカメラを持っていると安定したいときに手が使いにくかったり、持っているつもりでも外れて無くなってしまうこともあります。
- スナッピーコイル
スナッピーコイルはカメラをBCに付けることができて両手が使えるようになり、撮影する時もBCから外すことがないので、無くす心配がありません。
水中写真ダイビングをしているといろんなダイビングが楽しめる
実際に水中写真ダイビングをするといっても、ダイビング中は水中写真ダイビングを楽しむだけじゃないんです!
撮影するには
- 生き物を観察する「生き物ウオッチング」
- 水中遊泳を楽しむ「浮遊感ダイビング」
- 地形を楽しむ「地形ダイビング」
といういろんな潜り方をしながらファンダイビングを楽しんでいます。
見逃していたマクロな生き物をじっくりと観察
今までは素通りしていた場所にも、実は小さな生き物がたくさん住んでいます。自分でも見つける楽しさがあります。
空を飛ぶような浮遊感を味わえる
撮影する場所へ移動するときにドロップオフを飛び降りるようなスリリングな浮遊感も体験できます。
幻想的な水中風景を味わえる
暗闇の先に見える青い景色やクレバスの隙間から降り注ぐ光のシャワーといったダイバーでしか味わえない景色を見ることができます。
水中写真を撮るときに知っておくべき5つの注意点
水中で好きな被写体を見つけるといち早く撮りたくなりますが、生き物や一緒に潜っているダイバーへのマナーを忘れないようにしましょう!
みんなで楽しむために注意することを5つ紹介しますね!
- 安定して撮影する
- 気配を消して撮影する
- フィンで砂を巻き上げない
- フィンでサンゴを傷つけない
- 撮影に夢中でガイドを見失わない
こちらの記事で詳しく解説していますので見てくださいね!
≫【初心者編】水中写真を撮るスキルとマナー!知っておくべき5つを解説!

初心者におすすめ!沖縄の水中写真ダイビングポイント3選を紹介
ライセンスを取得したばかりだとスキルにも不安があって水中写真を楽しめるのか不安になりますよね~?
初心者の方は、
水深18mよりも浅く、着底して安定のできるポイントでいろんな水中写真を楽しみましょう!
では、ポイントを紹介していきますね~!
かわいい生き物を安定して撮影するなら:恩納「山田ポイント」
日本にいる6種類のクマノミを1度に5種類も会うことができます。浅瀬の砂地に着底し、安定した状態で撮影ができるので、じっくりと水中写真が楽しめますよ!
青い水中風景を安心して撮影するなら:恩納「青の洞窟」

キラキラと降り注ぐ光のシャワーや幻想的な青い景色も撮影したいですよね?ここは最大水深6m、天井もふさがってないので初心者の方でも安心して撮影できます。
ケーブの奥はキラキラとしたハタンポと青の景色が幻想的だったり、浮上すると自然にできた洞窟の造形美も撮影してみましょう。
美しい魚の群れを撮影するなら:水納島「ポパイ」
水深12mにある根の周りにはヨスジフエダイの群れがいつも泳いでいます。青い海にはイエローの群れがとっても映えて水中写真をずっとしていたくなるほどです。砂地に安定して撮影ができるので安心して撮影できますよ。
沖縄でファンダイビングをするならショップの選び方が重要

初心者の方にとって大切なのは
初心者も安心できる自分に合うショップを見つける
ことです。
ここでは「初心者の方が失敗しないショップ選び方5つのポイント」を紹介します。
- 初心者も安心、初心者大歓迎のショップ
- 1名から参加できて少人数制で楽しめる
- 初心者が楽しめるポイントに行ける
- 苦手なスキルのアドバイスをしてくれる
- 楽しむためのサポートをしてくれる
になります。
これからファンダイビングを楽しむためにはこの5つを大切にしてくれるショップだと安心できると思います。
そして
ショップの雰囲気がよくて楽しければ、初心者も安心できる自分に合ったいいショップになります。
こちらの記事で詳しく解説していますので見てくださいね!
≫【初心者必見】ファンダイビングの失敗しないショップの選び方5選!

【初心者編】水中写真ダイビングの楽しみ方|基本的なカメラ設定と撮り方を完全解説のまとめ
今回は「【初心者編】水中写真ダイビングの楽しみ方|基本的なカメラ設定と撮り方を完全解説!」というテーマを紹介しました。
- 水中写真ダイビングには「魅了される水中の世界」「好きな生き物」「生き物の生態」を撮影する楽しさがある
- オリンパス「Tough TG-6」の水中カメラが初心者にもおすすめ
- 水中写真をキレイに撮るおすすめカメラ設定を7つ紹介
- 初心者のための水中写真の基本的な撮り方を7つ紹介
- 「水中ライト・スナッピーコイル」があればもっとラクに楽しめる
- 水中写真ダイビングをしているといろんなダイビングが楽しめる
- 水中写真を撮るときに知っておくべき5つの注意点がわかる
- 初心者から楽しめる沖縄の水中写真ダイビングポイント3選を紹介
- 沖縄でファンダイビングをするならショップの選び方が重要である
スマホと同様、カメラの機種は年々変わり、ボタン1つ押すだけで十分撮れるほど性能も上がってきました。
ただ、水中写真の撮り方は昔と変わらず基本に忠実なままです。
水中写真は基本の撮影方法を知っているだけで撮影がとても楽しくなります。
水中写真を楽しみたいと思っている初心者の方に1人でも知ってもらえたらと紹介しました。
ダイビングをやってみたい!「始め方から楽しみ方、器材の買い方、スキル克服まで丁寧に完全解説」している記事を是非読んでみてください!↓
≫【超初心者】ダイビングの始め方・買い方・楽しみ方を丁寧に完全解説
