はじめまして、モンツキくん(@montsukikun)といいます。現在、沖縄に住みダイビングインストラクターとして16年、「小さなダイビングショップ」を自営していつも海を案内してま~す!
- アドバンスの取得でおすすめの指導団体はどこですか~?
- 指導団体によってどんな違いがあるのか教えて~!
指導団体のおすすめや違いって調べてもよくわからないですよね?
アドバンスを取得するなら「ダイビングの指導団体」を見直すチャンスですが、どこがいいのかわからない方はたくさんいます。
そこで、モンツキくんが16年間インストラクターとして培った経験から伝えたいことをまとめました。
この記事では、
実際にお客様へのアドバイスで喜んでもらえた
「アドバンス取得」をおすすめの指導団体で比較検証
をどこよりもわかりやすく紹介していきます。
この記事を読めば、
アドバンスを取得するおすすめの指導団体がわかる上に、取得時にできることや指導団体よりも重要なことがわかるようになります。
実際にたくさんのお客様にも喜んでもらえたよ!
アドバンスとは「ダイビングを続けたい!」と思ったら取得するコース
「水中の世界を潜ってみたい~!」
と思ってダイビングのライセンスを取った方は多いはずです。
潜ってみると「水中世界の楽しさ!」「水中の心地よさ!」を体感できて、次々とやってみたいダイビングがでてきますよね~?
「これからもダイビングを続けていこうかな~!」と思ったら迷わず「アドバンス」コースへ1ステップアップしましょう!
アドバンスは最初のライセンス(オープンウォーター)を持っている方が次にステップアップできるコースになっています。
スキル講習というよりもやってみたいダイビングを紹介してくれる内容なので、
上手くなってから受けると
- 今更教わらなくてもやったことがある!
- 講習している感じがしない!
とよく言われます。
目安はダイビング経験20本までに取得することをオススメしています。
アドバンスを取りたいと思ったら?
ダイビングショップに行くと取得することができますよ!
ダイビングショップ選びとして「ダイビング指導団体がどこなのか?」も重要なポイントの1つです。
ダイビング指導団体とはライセンスを発行する民間団体
ダイビング指導団体って知らない方も多いですよね?
ダイビング指導団体とはダイビングのライセンス(Cカード)を発行、ダイバー育成などを行っている民間団体になります。
日本では約30団体、世界では約200団体もあります。
いっぱいあって、どこがいいのかよくわからないね~?
ダイビングショップはダイビング指導団体に必ず加盟しています。
ダイビングショップが決まったら指導団体も確認してみましょう!
おすすめの指導団体はPADIとNAUI
日本には約30団体ありますが、どこの指導団体がいいのかわからないですよね~?
おすすめしている指導団体はPADIとNAUI
になります。
指導団体のシェア率の統計やおすすめをする理由を見てみましょう。
PADIとNAUIのシェア率を調査
まずは、ライセンスを持っている人(ダイバー人口)の指導団体シェア率はどれくらいでしょうか?
ダイバー人口の指導団体別シェア率
- 1位 PADI 6割
- 2位 NAUI 2割弱
- その他2割強
ダイバー人口を指導団体別で統計を出している資料はありませんでした。指導団体の独自の調べになりますが、かなり精度のある数字だと思います。
世界の地域によって人気の違いますが、アメリカや日本では1、2位の人気があります。
日本のダイバー人口は100万人以上もいるんだよ!
日本のダイビングショップの加盟店シェア率はどれくらいでしょうか?
国内加盟店シェア率
- 1位 PADI 55.1%(473店)
- 2位 NAUI 16.4%(143店)
- その他28.5%
各指導団体に聞いたり、資料を確認してまとめたものです。
日本のダイビングショップの7割以上が2団体の加盟店になっています。
これだけを見ると2つの指導団体がよさそうに見えるね!
PADIとNAUIをおすすめする理由
ダイバー人口が多く、国内の加盟店シェア率がいいのには理由があります。
PADIとNAUIをおすすめしている理由は、
- Cカード協議会に加盟している
- WRSTC最低指導基準とISO(国際標準化機構)に認定されている
- 世界に通用する知名度がある
- 世界的にも日本でも歴史がある
- 指導方針や運営が安定している
という点を重視して選んでいます。
決して他の指導団体自体が良くないと言うことではありませんよ。
おすすめしている理由を詳しく知りたい方はぜひ読んでみてください!
≫【ダイビングライセンス】指導団体の違いとおすすめ2選を徹底解説!
ダイビング指導団体に勤めている方のお話をいろいろと聞いて中立的な立場で出した結論だよ!
「アドバンス取得」でPADIとNAUIの違いを比較検証する
おすすめしている2つの指導団体で「アドバンス取得」の違いを比較してみました。
指導団体 | PADI | NAUI |
名称 | アドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー | アドバンスダイバー |
条件 | オープンウォーターダイバーまたは同等の他団体 | オープンウォーターダイバーまたは同等の他団体 |
年齢 | 12才以上 | 15歳以上(ジュニア10~14才) |
実技講習 | 5回 | 4回以上 |
必須コース | ナビゲーション、ディープ | ナビゲーション、ディープ、ボート |
選択コース | 3コース | 1コース |
学科講習 | 海洋でアドバイス | 海洋でアドバイス |
テスト | なし | なし |
日数 | 最短2日 | 最短2日 |
教材・申請費用 | 15,675円 | 11,220円 |
講習費用 | ショップにより異なる | ショップにより異なる |
こだわり | 様々な種類のダイビングを経験しスキルを高め自信を深めるコース | 海を楽しめるダイバーとなるためのコース |
ホームページ | 詳細を見る | 詳細を見る |
PADIとNAUIのメリット・デメリット
実際に見比べてみないと「どんな違いがあるのか?」わからないので比較してみました。
結論を言うと
おすすめしている指導団体では大きな差はありません
どちらもおすすめの指導団体ということです。
2つの指導団体のメリットとデメリットがあるとしたら
メリット
- ショップ加盟店が多くショップを選びやすい
- 必須以外の選択でやりたいコースが3つ選べる
デメリット
- 実技講習の回数、教材申請費が高い分ショップの講習費用が割高になりやすい
メリット
- 10才から取得できる(10~14才はジュニアアドバンスダイバー)
- 4回の実技講習で取得可能
- 実技講習の回数、教材申請費が安い分ショップの講習費用がリーズナブルになりやすい(必須にボートがあるのでボート乗船費用も入っているのでお得)
デメリット
- ショップ加盟店がPADIに比べて少ない
おすすめする指導団体でどちらかを選ぶなら
- PADIはショップが多いので選びやすい
- NAUIは費用面がリーズナブルになりやすい
ということになりました。
アドバンス講習の費用はショップによってかなり違うこともあります。その理由は教材申請費の差というよりは、
- 海へ行くための費用
- 開催する参加人数
- 講習内容の充実度
- スタッフの人数や経営方針
など、ショップの考えによる違いがあるからです。
ただ適正な金額として5~10万円と考えています。
他の指導団体のアドバンスの条件も見てみよう
日本で開催できる指導団体の中で、世界的に歴史ある他団体はどうなんでしょう~?
簡単にまとめてみると
指導団体 | SSI | SDI | BSAC | SNSI |
名称 | アドバンスドアドベンチャラー | アドバンスドアドベンチャーダイバー | スポーツダイバー | アドバンスド・オープンウォーター |
年齢 | 10才以上 | 10才以上 | 15才以上 | 15才以上 |
条件 | オープンウォーターダイバーまたは同等の他団体 | オープンウォーターダイバーまたは同等の他団体 | オープンウォーターダイバーまたは同等の他団体 | オープンウォーターダイバーまたは同等の他団体 |
実技講習 | 5回 | 5回 | 5回 | 6回 |
必須コース | なし | ディープ、ナビゲーション | ディープ | ホバリング、ナビゲーション、ナイト、ディープ、ボート |
選択コース | 5回 | 3回 | 4回 | 0回 |
学科講習 | あり | 海洋でアドバイス | あり | あり |
テスト | 簡易なテスト | なし | 簡易なテスト | 簡易なテスト |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
他の指導団体でも独自の考え方はあるものの、「アドバンス取得」としてはそこまで大きな違いはありませんでした。
最初のライセンス(オープンウォーター)、アドバンスの取得までは基本的にどの指導団体もよく似たステップになっています。
PADIとNAUIをおすすめしているのはトータル的な観点を重視しているからだよ!
アドバンス取得で重要なことはダイビングショップ選び
今まで「アドバンス取得でおすすめの指導団体はどこなの?」と比較検証をしてきて、最後にこんなことを言うのはおかしいかもしれませんが、
ダイビング指導団体選びよりも「ダイビングショップ選び」が重要ということです。
なので、選び方としては
ダイビングショップを決める
↓
指導団体はどこかな?
↓
ダイビングショップも指導団体も安心!
という感じで決めることをおすすめします。
ダイビング指導団体を決めることは重要です。
ただ、実際に指導するのはダイビングショップのインストラクターです。
指導団体が有名なところでもダイビングショップの雰囲気、講習の方針(講習内容、料金、講習人数、スケジュール)、インストラクターのスキルなどによってかなり講習内容に差が出てきます。
ダイビングライセンスを取得したダイビングショップとはこれからも一緒にダイビングをしたりすることも多くなります。
最も大切なことは
- 雰囲気が自分に合っている
- 信頼性がある
- スタッフとの相性がいい
- ダイビングを楽しめる
ということだと考えています。
なので、
ダイビングショップを選んでからダイビング指導団体を確認することをおすすめしています。
アドバンスを取りたいけど、まだショップを決めていない人はぜひ読んでみてください!
≫【ダイビングライセンス】失敗しないダイビングショップの選び方7選!
何でも相談できるショップがあった方がいいし、自分ことを分かってくれているインストラクターがいた方が安心ですよね!
【ダイビングのアドバンス取得】おすすめの指導団体PADIとNAUIの比較検証を解説のまとめ
今回は「【ダイビングのアドバンス取得】おすすめの指導団体PADIとNAUIの比較検証を解説!」
というテーマを紹介しました。
- 「ダイビングを続けたい!」と思ったらアドバンスを取得する
- ダイビング指導団体とはライセンスを発行する民間団体である
- 「アドバンス取得」をPADIとNAUIで比較検証した結果として大差は出なかった
- PADIのメリット「ショップが多い、選択コースを多く選べる」
- NAUIのメリット「10才から参加でき、4回の実技講習で取得可能、講習費用がリーズナブルになりやすい」
- アドバンス取得で重要なことは指導団体よりもダイビングショップ選びである
今回のアドバンス取得の比較は「ほぼ同等」と知っていても、細かな違いを明確にしたくて検証してみました。
他の指導団体でも経験数の条件や学科もしっかりするなど指導方法には違いがあります。
でも基本的な考えは「いろんなダイビングを経験して楽しみ方を見つけてほしい!」といろんなコースが用意されていることは共通しています。
「ダイビングを続けたい!」という方には、しっかりとアドバンスを取得する意味を理解して、受講してしてほしいと思います。
僕のアドバイスでこれからもダイビングを楽しめたらとってもうれしいです!(^o^)
ダイビングをやってみたい!「始め方から楽しみ方、器材の買い方、スキル克服まで丁寧に完全解説」している記事を是非読んでみてください!↓
≫【超初心者】ダイビングの始め方・買い方・楽しみ方を丁寧に完全解説