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ガイドがよくやるダイビングの隠れたスキル「呼吸の浮力コントロール」

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呼吸で浮力を意識したことはありますか?

「呼吸の浮力コントロール」とは、呼吸で肺を膨らましたり、しぼめたりすることで浮力をコントロールする方法です。浮力コントロールはBCDで調整した後、微量な調整は呼吸でコントロールすることができます。

この記事では、ガイドがよくや隠れたスキルをわかりやすく解説していきます。

実際に、19年間のインストラクター経験とゲストの疑問を参考にして

  • 中立な立場で
  • 知識と実践の経験を生かした
  • 本当にいいと思うこと

を紹介しています。

ガイドのスキルに興味がある人は読んでみてね!

【メリット】このブログでわかること

呼吸の浮力をコントロールする

モンツキくん

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ガイドがよくやるダイビングの隠れたスキル

「ガイドがよくやる隠れたスキル」とは、トラブルがあっても、ダイバーからはわからないように対処しているスキルのことを勝手に呼んでいます。

ナカモトくん

ダイバーに気づかれないようにやっているの?

ガイドも常に完璧なダイビングをしているわけでなく、体調や器材の調子が悪かったり、なにかを忘れてしまうこともあります。ただ、トラブルがあっても、慌てずに「どうしたらいいかな~?」と考えて、冷静に対処しているだけなんですよ。

モンツキくん

ガイドはトラブルにあっても何事もないように隠れて対処していることが多いよ!

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呼吸の浮力コントロールはどんなスキル?

基本的には中性浮力や安全停止中のホバリングで使うスキルになります。

中性浮力のスキルでは浮力コントロールをBCDで調整した後、呼吸で微量な浮力をコントロールするスキルです。

呼吸の浮力コントロール
  • 少し浮きたいとき:ゆっくりと吸う
  • 少し沈みたいとき:ゆっくりと吐く

ゆっくりとした呼吸は肺が膨らんだりしぼんだりすることで、微量な浮力をコントロールできるからです。

呼吸による浮力のコントロールを「呼吸のトリミング」とも言います。

呼吸のトリミングでウエイト2㎏分のコントロールができる

水中でゆっくりと大きな息を吸うと換気量は約1Lになり、ウエイト1㎏のプラス浮力になります。同じく吐くと肺がしぼみウエイト1㎏のマイナス浮力になるので、合計2㎏の浮力コントロールができることになります。

わかりやすいのは、安全停止中のホバリングです。BCDで調整した後、同じ水深で留まるために、呼吸で浮き沈みをコントロールしてホバリングしています。

モンツキくん

呼吸のコントロールがわかってくると、中性浮力がとっても楽になるよ!

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ガイドが使っているのはどんな場面?

水中で手を使わずに少し浮いたり、沈んだりしたいときによく使います。

ガイド中はスレートや指示棒、カメラやライトで両手が塞がっていることが多く、BCDの給排気ボタンを押せないことがよくあるからです。

呼吸で肺を思いっきり膨らましたり、しぼめたりして浮力をコントロールして、その間に片手を開けてBCDで給排気をしています。

スキルを使う場面
  • 両手が塞がっているときの浮力コントロール
  • 安全停止中

安全停止中にホバリングをするときにもよく使います。安全停止でロープを持たないで一定の水深に留まるには、呼吸での微量な浮力コントロールを必ず使ってホバリングしています。

モンツキくん

カンタンに浮力をコントロールしているフリをして、隠れて呼吸の浮力コントロールのスキルをやってます。

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呼吸の浮力コントロールの練習方法

まずはBCDで中性浮力をつくり、呼吸で浮力コントロール(呼吸のトリミング)を体感していきます。

呼吸の浮力コントロールを体感する

うつぶせになって「ポンポン」と小まめに2回給気をする

5秒かけてゆっくりと大きく息を吸う

フワァと浮いてくるまでくり返す
(注意:浮いてくるまで2秒ほどのタイムラグがある)

浮いてくると、5秒かけてゆっくりと大きく息を吐く
(注意:沈んでいくまで2秒ほどのタイムラグがある)

沈んでくるとゆっくりと息を吸い、浮いてくるとゆっくりと息を吐く

呼吸の浮力コントロールで体が安定したら泳いでみる

水深を少しずつ変えて、呼吸で浮力コントロールを体感する

呼吸の浮力コントロールがわかると、微量な浮力コントロールはBCDでコントロールすることがなくなります。

2つの中性浮力の方法
  • 呼吸の浮力コントロール→少しの浮力変化をコントロールする
  • BCDでのコントロール→呼吸のトリミングでは足りない浮力変化をコントロールする

水中で浮きそうと感じたら、まず息を吐いて浮力をコントロールする。それでも浮きそうならBCDで排気してコントロールするというイメージです。

モンツキくん

最終的にはホバリング(水深を変えずにとどまること)もできるようになっていきます。

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ガイドがよくやるダイビングの隠れたスキル「呼吸の浮力コントロール」のまとめ

4.【ダイビングの始め方】初心者の人に「体験ダイビング」から「ライセンス取得」までをインストラクターが解説のまとめ

今回は「ガイドがこそっとしているスキルってあるの?」という声を記事にしました。

ガイドも常に完璧なダイビングをしているわけでなく、体調や器材の調子が悪かったり、なにかを忘れてしまうこともあります。

そんなときにも、冷静に「どうしようかな?」と考えながら隠れて対処していますよ。

特に「浮力のコントロール」はよく使います。両手になにも持たずにダイビングすると浮遊感たっぷりと楽しいのですが、生き物探しではライトと指示棒、写真を撮る時にはカメラとライトなど両手が塞がっているのでBCDで浮力のコントロールができなくなります。

そんなときに、できるだけ呼吸で浮力をコントロールしています。

呼吸のコントロールができるとダイビングのスキルが1ランクアップするので、ぜひコツをつかんでやってみましょう。

こちらの記事は「10の基本スキルのコツ」を知りたい人に最適!

≫ファンダイビングを楽しむ「10の基本スキル」をマスター!|苦手スキルができるコツを解説

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ダイビングが楽しければ、スキルもどんどん上手くなっていきますよ。

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スキルで悩んでいるなら「ダイビングのスキルアップ」がわかるおすすめ記事です。

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ABOUT ME
モンツキくん
はじめまして、モンツキくんです。36才で会社を辞め沖縄に移住、ダイビングインストラクターになって18年「小さなダイビングショップ」をして海を案内しています!コンセプトは中立的な立場でダイビングの経験をまとめて、1人でも役に立てるようにブログを始めました。みなさんよろしくお願いします。(^o^)
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