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ダイビング初心者の悩み「エアー消費が速い!」原因と対処法を7つ解説

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  • 自分だけエアーの減りが速いかも?
  • エアー消費を改善する方法ってあるの?
  • エアー消費の計算ってどうするの?

初心者の人でエアー消費の速さに悩んでいる人は多いと思います。

私もエアー消費が速かったときは、迷惑かけたくないと思って、残圧を申告しなかったり、息を止めるような呼吸をしたこともあります。

この記事ではエアー消費が速い原因を知って、必ず改善できる具体的な対処法をわかりやすく解説していきます。

実際に、19年間のインストラクター経験とゲストの疑問を参考にして

  • 中立な立場で
  • 知識と実践の経験を生かした
  • 本当にいいと思うこと

を紹介しています。

大切なことはエアー消費が速くなる原因を知ることです。

エアー消費を改善したい人は読んでみてね!

【メリット】このブログでわかること
  • エアー消費が速い7つの原因と改善法
  • エアー消費が速い人に3つのアドバイス
  • 自分の空気消費量の計算方法

エアー消費が減るには経験も必要ですが、速くなる原因を知ることで改善できます。

モンツキくん

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エアー消費が速くなる7つの原因と改善法

ナカモトくん

エアー消費が速いと本当に悩むよね~!

海を案内するときは、エアー消費の速い人に合わせるので、潜水時間が短くなったり、浅瀬へ戻ったりと、他の人に申し訳ない気持ちになることがあります。

エアー消費を改善するには経験も大切ですが、ゆったりとした呼吸と動きが重要になってきます。

エアー消費が速くなる7つの原因
  • 呼吸を思いっきり吐いている
  • あせって潜降してしまう
  • フィンキックがバタバタしている
  • 人より深い所を泳いでいる
  • ウエイトを付け過ぎている
  • マイナス浮力で泳いでいる
  • 体格が大きく、筋肉量が多い

初心者の人も、原因を意識するだけで改善できることを紹介していきます。

呼吸を思いっきり吐いている

ナカモトくん

呼吸を思いっきり吐いているってどうやってわかるの?

呼吸を思いっきり吐いている人は吐く泡の量やペースを見ればわかります。

呼吸量は体格によって変わりますが、不安よりも楽しさを感じるダイビングになれば、呼吸の吐くペースもゆっくりになっていきます。

改善策

息を吸った後、間をおいてから頭でゆっくり1、2、3と数えながら吐く呼吸をイメージしてやってみましょう。

モンツキくん

深くゆっくりとした腹式呼吸をするイメージです。

あせって潜降してしまう

ナカモトくん

潜降だけでもエアーが消費してるの?

水深5mに潜降するだけならエアーはほとんど消費しませんが、あせって潜降すると意外にエアーを消費してしまいます。

初心者の人はエントリーしたら、すぐ潜降しないといけないと思っている人が多いですが、ボートダイビングではエントリーした衝撃で呼吸が乱れたり、マスクが取れて慌てることがよくあります。

改善策

エントリー後は水面でまず浮力を確保し、深呼吸して呼吸が整うまで潜降はしないようにしましょう。

水面が穏やかなら、レギュレーターを外して呼吸したり、マスクやスノーケルの位置もチェックしてから潜降するといいです。

モンツキくん

あせって潜降すると、落ち着くまで時間がかかり、エアーを消費し続けるよ!

フィンキックがバタバタしている

ナカモトくん

フィンキックしても遅れてしまう~

フィンキックで小刻みにバタバタと動かしたり、自転車こぎのような膝を曲げたキックになっていると、体力を使いすぎて疲れてしまいます。

フィンキックは一番体力を使うスキルです。フィンを効率よく使えば、エアー消費はかなり抑えられます。

改善策

ガイドに見てもらいながら練習します。
バタ足はしなるようにゆっくりと蹴り、あおり足は膝を中心に回すように蹴ります。

フィンキックの方法は「10の基本スキルのコツ」に掲載しています!

≫ファンダイビングを楽しむ「10の基本スキル」をマスター!|苦手スキルができるコツを解説

フィンキックが疲れやすい人は今よりも小さく、やわらかいフィンでやってみましょう。

こちらの記事は「フィンの選び方やおすすめ」を知りたい人に最適!

≫初めて買う「フィン」絶対おすすめの5選!

手を使って泳ぐ人も多いですが、初心者と思われたり、必要以上に体力を使います。

水泳と違い、フィンをつけると手よりも推進力があります。手は拝むように手を合わせてバランスをとるように泳ぎましょう。

モンツキくん

あせらず、ゆっくりとしたフィンキックができれば、エアー消費はかなり押さえられるよ!

人より深い所を泳いでいる

ナカモトくん

つい深く潜ってしまうんだよね~

魚を撮影する人は、ガイドから離れて深くなっていることがよくあります。

みんなより深い所を泳いでいると、ゆっくりとした呼吸でもエアー消費は多くなります。レギュレーターからの空気は深さに比例して濃くなるため、エアーが消費してしまうからです。

改善策

ガイドと同じ高さや少し上を泳ぐことを意識するとエアー消費が抑えられます。

エアーが少なくなった人は、ガイドより少し上を泳いでいることもよくあります。

モンツキくん

ファンダイビングに慣れてくると、ガイドを意識して見ることが少なくなるので、深く泳いでいることが多いよ!

ウエイトを付け過ぎている

ナカモトくん

ウエイトを付け過ぎなのかな~?

ライセンス取得時から同じウエイト量で潜っている人もいます。

ウエイト量が重いと沈み気味で疲れたり、BCDの給排気が多くなってエアー消費が速くなります。

適正ウエイト量はタンクやスーツ、カメラの有無などでも変わり、スキルの上達で減らすこともできます。

改善策

定期的に適正ウエイト量をチェックして、今の適性ウエイト量を知りましょう。

適正ウエイト量のチェック方法は2つの場面で確認できます。

  • 潜降前
  • 安全停止

適正ウエイト量のチェック方法を詳しく知りたい人に最適!

≫適正ウエイト量の見つけ方|ウエイト量で上達する3つのスキルを解説!

ファンダイビングの1本目でチェックして、その次に潜ると、フィンキックの疲れやBCDの給排気の量も減り、エアー消費が改善されます。

モンツキくん

自分に合った適正ウエイト量は潜降しづらくなるけど、潜降のスキルを身につけるチャンスにもなるよ!

マイナス浮力で泳いでいる

ナカモトくん

中性浮力はまだうまくできない~

初心者の頃は浮上するのが怖くて、マイナス浮力(浮力が少ない状態)になる人が多いです。

マイナス浮力になっていると、進む力以外に沈まないためのフィンキックが必要になるので、エアー消費も多くなります。

改善策

泳いでいるときに、フィンキックを止めてチェックします。
沈むのなら少し給気し、浮きそうなら少し排気して中性浮力に近づけましょう。

中性浮力ができればゆっくりしたフィンキックになって、呼吸も安定していきます。

モンツキくん

中性浮力はすぐに習得できるものではないですが、意識して練習していくと早く上達するよ!

体格が大きく、筋肉量が多い

ナカモトくん

体格が大きいと仕方ないのかな~?

体格が大きな人は小さい人と比べてエアー消費が多くなる傾向があります。

体が大きいと、必要とする酸素の量も多くなるからです。筋肉量が多い場合も、筋肉を動かすために酸素が必要となり、エアー消費が多くなります。

改善策

体格の小さい人とエアー消費を比べない。ゆっくりとした呼吸を心がけ、呼吸を意識せずにダイビングを楽しみます。

体格が大きい人が慌てたり、緊張するとエアー消費もかなり多くなってしまうので、リラックスした呼吸をするだけでエアー消費が改善していきます。

モンツキくん

体格の小さい女性は男性ガイドよりもエアーが残ることもあるよ!

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エアー消費が速い人に3つのアドバイス

エアー消費が気になる人に知ってほしいことも紹介します。

エアー消費が速い人への注意点
  • 残圧計のチェックとガイドへのサイン
  • ガイドより深く潜らない
  • タンクを大きいサイズに変更する

残圧計のチェックとガイドへのサイン

ナカモトくん

残圧計を見るの忘れるんだよね~

エアー消費が速い人は特に、残圧計を10分毎にチェックして、残圧計が100barを切ったらガイドに申告サインをするようにしましょう。

ブリーフィングでは「残圧の申告」をするように言われますが、サインのタイミングがなかったり、見ない人も多く、残圧50barになって言わると、急な案内になることもあるからです。

注意点

残圧計を10分毎にチェック、残圧計が100barを切ったらサインを申告します。

エアー消費が速い人はブリーフィングでガイドに伝えておくと、ガイドが小まめに残圧の確認をしてくれたり、ガイドの近くで泳げたり、案内のルートを見直してくれます。

モンツキくん

不安な人は10分毎にアラームを設定できるダイブコンピュータもあるよ!

ガイドより深く潜らない

ナカモトくん

つい深く潜っているんだよね~

エアー消費が速い人でもガイドより深く潜っている人は多く、ガイドもすぐに注意はぜずに、少し様子を見ています。

ブリーフィングでは「ガイドより深くは行かない」ように言われますが、意識しなかったり、夢中で撮影や生物を探したりしているとガイドより深くなってしまいがちです。

注意点

ガイドより少し上を泳ぐと、ガイドを視界に入れながら水中を見ることができます。

水底のある砂地ではガイドより深くなりにくいですが、ドロップオフや中層を泳ぐときは「ガイドより少し上」を意識して泳いでみましょう。

モンツキくん

ガイドより常に深いと、それだけでエアー消費が多くなっていくよ!

タンクを大きいサイズに変更する

ナカモトくん

エアーがなくならないか心配~

エアー消費が速い人はタンクの空気が無くならないか心配で、楽しめないこともあります。

エアー消費ばかりに気を取られていると、スキルが上手くできなかったり、呼吸が乱れることもあるので、大きいタンクを借りるのも1つの方法です。

注意点

事前にエアー消費が速いことを伝え、12Lタンクを用意してもらう。

  • 10Lタンク、残圧200barの空気は10×200=2000L
  • 12Lタンク、残圧200barの空気は12×200=2400L

12Lタンクは10Lと比べて400Lも多く空気が入っています。12Lの大きいタンクならエアー消費に気を取られることもなく、思いっきり楽しめるはずです。

モンツキくん

エアー消費が気にならなら、大きいタンクを使うといいよ!

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自分の空気消費量を知ることが大切

ダイビングでエアー消費がどのくらいなのかを計算してみましょう。

空気消費量の計算方法

ナカモトくん

エアー消費が速いけど、どれくらいなんだろう?

エアー消費が速いとは思うけど、自分の空気消費量を計算した人は少ないと思います。

自分の空気消費量が計算できると、呼吸の速さがわかるだけでなく、改善できているかも比較しやすくなります。

必要な数値
  • 1.タンクの大きさ(10L、12L)
  • 2.呼吸量(最初と最後の残圧計数)
  • 3.平均水深の水圧(ata)
  • 4.潜水時間(分)

必要な数値は残圧計とダイブコンピュータをして潜ると、計算できますよ!

■空気消費量の計算式

今回のダイビングの空気消費量は17(L/分)ということがわかりました。

モンツキくん

空気消費量17(L/分)はエアー消費として速いのかな?

空気消費量の目安を知ろう

空気消費量を計算した数値がエアー消費として速いのかを確認してみましょう。

空気消費量の目安

男性の場合

  • 13~15(L/分):平均的なエアー消費
  • 16~19(L/分):やや多めエアー消費
  • 20~(L/分)  :多めエアー消費

女性の場合

  • 10~12(L/分):平均的なエアー消費
  • 13~15(L/分):やや多めエアー消費
  • 15~(L/分)  :多めエアー消費

空気消費量の目安として、よく書かれている数値になりますが、あくまで目安になります。

同じ人でも、流れのある海、動いたダイビング、寒かった水温、緊張などの影響で空気消費量は変化するので、実際は、もう少し大きい数値になるはずです。

私も始めたての頃の空気消費量は20L/分以上でしたし、ガイドをしている今でも15~18L/分になることも多くあります。

定期的にのんびりと楽しめたくらいのダイビング時に計算してみましょう。

モンツキくん

エアー消費が速くなる改善法を意識していくと、減っていくのがよく分かるよ!

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ダイビング初心者の悩み「エアー消費が速い!」原因と対処法を7つ解説のまとめ

4.【ダイビングの始め方】初心者の人に「体験ダイビング」から「ライセンス取得」までをインストラクターが解説のまとめ

今回は「なぜダイビングで安全停止をするの?」本当の目的を解説というテーマを紹介しました。

まとめ
  • 安全停止の「水深と時間」覚えてる?
  • 安全停止と減圧停止の違いってなに?
  • 目的は浮上スピードを遅らせること
  • 歴史から安全停止の誕生を探る
  • 安全停止を推奨する理由を考える
  • 安全停止をするコツを3つ紹介

以前は「安全停止をすればリスク軽減になる」と単に思っているだけでした。

安全停止を調べていくうちに、本当の目的や誕生の歴史も知ることができました。

きっと、単に安全停止をやるのと、理解してやるのでは「リスクを軽減する」という意味でも違ってくると思います。

大切なのは安全停止をする目的を知ってリスクに備えることです。

そのために、今回は安全停止の本当の目的というテーマをまとめました。

1人のインストラクターとして経験してきた知識を中立的な立場で誰よりもわかりやすく解説しています。

ダイビングで悩んだとき、迷ったときに、1つの参考として見てもらえるとうれしいです。

モンツキくん

安全停止を理解するだけでも、安全性は必ず向上します。

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ABOUT ME
モンツキくん
はじめまして、モンツキくんです。36才で会社を辞め沖縄に移住、ダイビングインストラクターになって18年「小さなダイビングショップ」をして海を案内しています!コンセプトは中立的な立場でダイビングの経験をまとめて、1人でも役に立てるようにブログを始めました。みなさんよろしくお願いします。(^o^)
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