呼吸で浮力を意識したことはありますか?
「呼吸の浮力コントロール」とは、呼吸で肺を膨らましたり、しぼめたりすることで浮力をコントロールする方法です。浮力コントロールはBCDで調整した後、微量な調整は呼吸でコントロールすることができます。
この記事では、ガイドがよくやる隠れたスキルをわかりやすく解説していきます。
実際に、19年間のインストラクター経験とゲストの疑問を参考にして
- 中立な立場で
- 知識と実践の経験を生かした
- 本当にいいと思うこと
を紹介しています。
ガイドのスキルに興味がある人は読んでみてね!
呼吸の浮力をコントロールする
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ブログ管理人の
モンツキくん

著者
藤田 勝弘
- 長年の経験で得たダイビングの知識を多くの人に伝えるために開設
- ダイビング未経験の初心者が楽しみながら100本で「できるダイバーになる!」を体系的に学べるブログ
- 中立的で誰よりもわかりやすい解説を目標にしている
「モンツキくんの詳しいプロフィール」も紹介しています。
36才で会社を辞めて東京から沖縄に移住しました。初めてのダイビングでライセンスを取得してから、不安ながらも仕事として決意!試行錯誤の日々を過ごし、19年のダイビングインストラクター経験をもとに「小さなダイビングショップ」で海を案内しています!
ガイドがよくやるダイビングの隠れたスキル

「ガイドがよくやる隠れたスキル」とは、トラブルがあっても、ダイバーからはわからないように対処しているスキルのことを勝手に呼んでいます。
ダイバーに気づかれないようにやっているの?
ガイドも常に完璧なダイビングをしているわけでなく、体調や器材の調子が悪かったり、なにかを忘れてしまうこともあります。ただ、トラブルがあっても、慌てずに「どうしたらいいかな~?」と考えて、冷静に対処しているだけなんですよ。
ガイドはトラブルにあっても何事もないように隠れて対処していることが多いよ!
呼吸の浮力コントロールはどんなスキル?

基本的には中性浮力や安全停止中のホバリングで使うスキルになります。
中性浮力のスキルでは浮力コントロールをBCDで調整した後、呼吸で微量な浮力をコントロールするスキルです。
- 少し浮きたいとき:ゆっくりと吸う
- 少し沈みたいとき:ゆっくりと吐く
ゆっくりとした呼吸は肺が膨らんだりしぼんだりすることで、微量な浮力をコントロールできるからです。
呼吸による浮力のコントロールを「呼吸のトリミング」とも言います。
呼吸のトリミングでウエイト2㎏分のコントロールができる
水中でゆっくりと大きな息を吸うと換気量は約1Lになり、ウエイト1㎏のプラス浮力になります。同じく吐くと肺がしぼみウエイト1㎏のマイナス浮力になるので、合計2㎏の浮力コントロールができることになります。
わかりやすいのは、安全停止中のホバリングです。BCDで調整した後、同じ水深で留まるために、呼吸で浮き沈みをコントロールしてホバリングしています。
呼吸のコントロールがわかってくると、中性浮力がとっても楽になるよ!
ガイドが使っているのはどんな場面?

水中で手を使わずに少し浮いたり、沈んだりしたいときによく使います。
ガイド中はスレートや指示棒、カメラやライトで両手が塞がっていることが多く、BCDの給排気ボタンを押せないことがよくあるからです。

呼吸で肺を思いっきり膨らましたり、しぼめたりして浮力をコントロールして、その間に片手を開けてBCDで給排気をしています。
- 両手が塞がっているときの浮力コントロール
- 安全停止中

安全停止中にホバリングをするときにもよく使います。安全停止でロープを持たないで一定の水深に留まるには、呼吸での微量な浮力コントロールを必ず使ってホバリングしています。
カンタンに浮力をコントロールしているフリをして、隠れて呼吸の浮力コントロールのスキルをやってます。
呼吸の浮力コントロールの練習方法

水中で浮きそうと感じたら、まず息を吐いて浮力をコントロールする。それでも浮きそうならBCDで排気してコントロールするというイメージです。
最終的にはホバリング(水深を変えずにとどまること)もできるようになっていきます。
ガイドがよくやるダイビングの隠れたスキル「呼吸の浮力コントロール」のまとめ

今回は「ガイドがこそっとしているスキルってあるの?」という声を記事にしました。
ガイドも常に完璧なダイビングをしているわけでなく、体調や器材の調子が悪かったり、なにかを忘れてしまうこともあります。
そんなときにも、冷静に「どうしようかな?」と考えながら隠れて対処していますよ。
特に「浮力のコントロール」はよく使います。両手になにも持たずにダイビングすると浮遊感たっぷりと楽しいのですが、生き物探しではライトと指示棒、写真を撮る時にはカメラとライトなど両手が塞がっているのでBCDで浮力のコントロールができなくなります。
そんなときに、できるだけ呼吸で浮力をコントロールしています。
呼吸のコントロールができるとダイビングのスキルが1ランクアップするので、ぜひコツをつかんでやってみましょう。
こちらの記事は「10の基本スキルのコツ」を知りたい人に最適!
ダイビングが楽しければ、スキルもどんどん上手くなっていきますよ。
ダイビングでわからないことがあれば、お問い合わせやコメント欄で教えてください。できるだけわかりやすくお答えしていきます。
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