この記事では
初心者の方がこれからファンダイビングをしていくときに
- ファンダイビングはどんな楽しみ方があるのか知りたい!
- ワクワクするようなダイビングをしたい!
- 「地形ダイビング」ってどんなダイビングなの?
というふうに
初心者の方はファンダイビングで「これからどう楽しんでいけばいいの?」と不安になることがありますよね~?
なので、
実際に、ダイビングショップでインストラクターとして16年間アドバイスしてきたモンツキくんが
- どこよりも
- 丁寧に、わかりやすく
- 地形ダイビングの楽しみ方を
紹介していきます。
この記事を読めば
初心者の方も「地形ダイビングを早くやってみたい!」と思ってもらえるようにまとめてますので、ライセンスを取得したばかりの方は読んでみてくださいね。
地形ダイビングとは水中の景色を楽しむこと
生き物も含めた水中の景色を楽しみながら潜るダイビングのことをいいます。
ダイナミックな地形、そこに群がる魚たちは幻想的です。
ケーブ(洞窟)やホールだけじゃなく日射しが降り注ぐクレバス、アーチの先に見える青い景色などいろんな水中の景色が楽しめます。
地形ダイビングの楽しみ方を3つ紹介
初心者の方は水深18mよりも浅く、浮上できる安全なケーブやクレパスの地形ダイビングから楽しんでいきましょう!
地形ダイビングが好きになったら・・・
- アドバンス以上のライセンス取得をする
- 浮力コントロールのマスターをする
ダイナミックな地形ダイビングは深く潜るダイビングも多く、安全に楽しむためのライセンスの取得や基本スキルのマスターが必要になってきます。
「基本スキルのマスター」ってどんなスキル?という方にわかりやすく解説していますよ!
≫ダイビング12の基本スキルをマスター!苦手スキル克服のコツをつかむ
暗闇の先に見える青い景色
水中ライトを当てながら暗闇を探険すように進んでいくワクワク感やその先に見えてくる青い景色は本当にダイバーでないと味わえない景色ですね!
クレバスの隙間から降り注ぐ光のシャワー
クレバスを進んでいくと日射しがまるで「カーテン」のようにユラユラと隙間から降り注いでいたり、ホールではスポットライトのような光が差し込んでいます。
飛んでるような浮遊感
地形ダイビングに限らないけど、浮遊感はダイビングで1番の醍醐味、「無重力の世界」を楽しめます。特にダイナミックな地形ダイビングでは飛んでいるような気分にさせてくれるよ!
地形ダイビングってどんなものがあるの?
水中の景観を楽しみながら潜っていると、「断崖絶壁の下、浸食でできた穴の奥、リーフにできた溝の先はどうなっているのかな~?」と思うことがありますよね?
どんな地形があるのか紹介していきますね~!
ドロップオフ
ドロップオフとは、浅瀬のリーフから底が見えないくらい断崖絶壁になっている水中地形をいいます。
こういう所は比較的に潮が強くグルクンや大物回遊魚との遭遇するチャンスがあります。ダイビングの1番の醍醐味、空を飛んでいるような浮遊感も楽しめます。
ホール
浅瀬のリーフから下深くまで穴があいている水中地形をいいます。
地形ダイビングではNO.1の人気があります。天井の穴から差し込むスポットライトのような光がとても幻想的ですよ!
ケーブ(洞窟)
ケーブ=「洞窟」と言う意味で、水中の壁に浸食された穴が奥に続いている水中地形をいいます。
「この先はどうなっているの?」という探険のようなワクワク感が楽しめます。頭上がふさがっている地形なので、とっさに急浮上ができないので基本スキルと冷静さが必要です。
沖縄で人気の「青の洞窟」は水深が浅く、頭上がふさがっていないので初心者の方から楽しめるケーブとして有名です!
クレバス
岩やリーフに溝や亀裂ができて細い水路のようになっている水中地形をいいます。
溝が長いと迷路のように入り組んでいることもあり、頭上の隙間から「カーテン」のようにユラユラと光が降り注いでいる景色が見られます。
アーチ
水中にできたトンネルが曲線上の入口になっているかわいい感じの水中地形をいいます。
ハートの形に見えるアーチもあり、アーチと青い景色のコントラストが天然の写真フレームのようになり映えますよ!
ドーム
ケーブの穴が奥へと続き、その先に水面まで浮上できる空間が広がっている水中地形をいいます。
天井が塞がっているエアドームはライトを照らすと天然の造形物が幻想的な世界をつくっています。
地形ダイビングを潜ると、いろんなダイビングが楽しめる
実際に地形ダイビングをするといっても、ダイビング中は地形ダイビングを楽しむだけじゃないんです!
その地形には
- たくさんの生き物を見る「生き物ウオッチング」
- 水中遊泳を楽しむ「浮遊感ダイビング」
- 動画撮影や水中カメラ撮影をする「水中写真ダイビング」
といういろんな潜り方をしながらファンダイビングを楽しんでいます。
大物回遊魚と遭遇するチャンスがある
断崖絶壁なドロップオフは潮が強く流れる場所でもあります。魚たちが群れていることやロウニンアジ、イソマグロ、ナポレオンなどの大物回遊魚と遭遇するチャンスがあります。間近で見る大物の迫力は襲われそうな気分になるよ!
岩陰にはマクロ生物が住んでいる
断崖絶壁の深場やオーバーハングした岩陰には「海の宝石」と言われるウミウシが暮らしていたり、壁についているウミウチワや水玉サンゴ、ムチカラマツには小さな魚やエビ、カニが住んでいます。
ちょっとした岩穴や凹みには小さくてかわいい生き物が暮らしているので、地形も楽しみながらマクロ生物を探す楽しさがあります!
空を飛ぶような浮遊感を味わえる
基本スキルの浮力コントロールができると断崖絶壁から飛び降りるようなスリリングな浮遊感を体験できます。
縦穴のホールに降りるときも浮力コントロールができると、ホールの雰囲気を楽しめます。
暗闇の世界ではワクワクする冒険ができる
「先の見えない暗闇の世界がどうなっているのか?」とっても興味が沸いてきますよね?
水中ライトを片手にワクワクしながら楽しんでみましょう!
初心者におすすめ!沖縄の地形ダイビングポイント3選を紹介
ライセンスを取得したばかりだと「断崖絶壁の深い場所」や「天井のあるようなケーブ」は、何かあったときに、水面に浮上するなどの「とっさの対処」ができないので不安になりますよね~?
初心者の方は、
水深18mよりも浅く、浮上できる安全なケーブやクレパスの地形ダイビングを楽しみましょう!
では、ポイントを紹介していきますね~!
浮上して洞窟の景観も楽しめる有名なケーブ 恩納「青の洞窟」
最大水深6m、天井がふさがってないので初心者の方でも安心して楽しめるケーブとして有名です。
ケーブの奥はキラキラとしたハタンポと青の景色のコラボが幻想的で、浮上すると自然にできた洞窟の造形物が探険している雰囲気にさせてくれます。
天井から降り注ぐ光のシャワー 南部「喜屋武岬灯台下」
水中10mにある横穴のクレバスの先には天井からの光がシャワーのように、時にはスポットのように降り注いでくる。
迷路のように入り組んだ地形とバリエーションのある光のシャワー、アーチが楽しめます。
小さなエアドームと青い景色が楽しめる 万座「トライアングルホール」
空洞がある浅瀬の横穴を奥に進んで浮上すると「鍾乳洞のような雰囲気が楽しめるケーブ」と誰もいない「小さなエアドーム」に浮上ができる両方を楽しめます。
知る人ぞ知る、初心者から楽しめる地形ダイビングのポイントです。
もっと楽しむためには「ダイブコンピュータ・水中ライト・動画撮影用GoPro」の3つが必要!
地形ダイビングは暗闇の中や深い水深まで潜ることが多いですよね?
そんな時、
安全に潜るために必要なものや水中景色の雰囲気を動画撮影できれば、もっと楽しくなってきますよ!
なので、
水中にはダイブコンピュータ、水中ライト、動画撮影のGoProがあれば楽しめます!
ダイビングは安全な計画内で楽しむことが一番重要なのですが、ワクワクした冒険心でそのことを忘れてしまいがちになります。
- ダイブコンピュータ
安全な計画で潜るためには必須、「体内に蓄積された窒素」を確認しながら安全に潜りましょう。
また、ケーブやホールに入ると真っ暗です。各自がライトを持っていないと、暗闇で周りがよく見えなくなり急に不安になることがあります。
- 水中ライト
各自がライトを持っていると、「暗闇の中にはなにがあるのか?」とライトを照らしながら探索を楽しめる。また、居場所もわかりやすく、ライトでサインを知らせることもできる。
水中の景色や光のシャワーといった幻想的な雰囲気は写真撮影では伝わりにくいものです。
- 動画撮影のGoPro
写真よりも動画撮影の方が簡単に雰囲気を伝えることができます。「GoPro」は小さくて、BCのポケットにも入るサイズなのに、ボタン1つで水中の景色を高画質で撮影してくる優れものです。
動画撮影の機種としてGoProをあげましたが、水中カメラの動画撮影や他の機種でも、もちろん大丈夫です。
地形ダイビングを潜るときの5つの注意点
断崖絶壁のドロップオフやホールなど水深の深いダイビングになることが多いので、特に注意することを紹介していきますね!
- アドバンス以上のライセンスが必要
- 浮力コントロールは身につけておく
- ダイブコンピュータの見方を覚える
- 残圧の確認をこまめにチェックする
- 水中ライトの使い方を知る
アドバンス以上のライセンスが必要
取得しているライセンスのレベルによって潜れる深さが違ってきます。
- 「オープンウォーターダイバー」なら水深18mまで
- 「アドバンスダイバー」なら水深30mまで
- 「ディープスペシャルティダイバー」なら水深40mまで
*「NAUI」の指導団体を参照にしています。
ライセンスのレベル以上深く潜ると、急に危険になるわけではありませんし、経験豊富な方は上手く潜ることができると思います。
じゃあ、何がダメなの?
その理由は、
インストラクターがリスクを背負って潜ることになるからです!
行ってはいけない水深まで潜って、もし事故が起きたら??
インストラクターの責任になりますが、一切賠償責任保険が効かないリスクがあります。
ダイバーはライセンスのレベルに合わせた潜り方で安全に楽しむことが一番です。
ディープな地形ダイビングを楽しみたい場合はライセンスのレベルを上げていくことをおすすめしています。
浮力コントロールは身につけておく
浮力コントロールがうまくできないと、
- 断崖絶壁を飛ぶような浮遊感が楽しめない
- 落ちるような潜降は耳を痛める
と地形ダイビングを楽しめず、ストレスがかかってきます。
浮力コントロール以外の基本スキルもマスターすることで「断崖絶壁の深い場所」や「天井のあるようなケーブ」でも何かあったときに、冷静に対処でき、安全なダイビングを楽しめるようになります。
こちらの記事では「基本スキルのマスター」ってどんなスキル?という方にもわかりやすく解説していますよ!
≫ダイビング12の基本スキルをマスター!苦手スキル克服のコツをつかむ
ダイブコンピュータの見方を覚える
「ダイブコンピュータをつけている方でも、使い方がよくわからない~?」
「ダイブコンピュータは安全停止の時しか見ない!」
というのでは、
せっかく持っているのにもったいないです!
地形ダイビングでは特に知ってほしい機能を1つだけ見るようにしましょう!
無減圧潜水時間(NDL)をチェックをしながら潜ること
「無減圧潜水時間(NDL)」ってなに?と難しく思っていませんか?
無減圧潜水時間(NDL)=No Decompression Limit
=直訳すると、「減圧する限界はこえてない」ということ
=体に蓄積された窒素の量が限界に達するまでの時間が表示されています。
ダイビング中では、今いる水深での、「無減圧潜水時間(NDL)」が大きく表示されてカウントダウンしています。
いろんな機能があるけど、深く潜るような地形ダイビングでは必ずチェックしながら潜るようにしましょう!
残圧の確認をこまめにチェックする
ダイビングしている時に残圧計を気にしない方って多くないですか?
常に見ていなくてもいいんですけど、
10分に1度は残圧計を確認するようにしましょう
水深の違いによる空気消費の差を見てみましょう!
水深10m=2気圧=陸の2倍の濃度で呼吸=空気消費は2倍
水深30m=4気圧=陸の4倍の濃度で呼吸=空気消費は4倍
こまめに残圧計をチェックすることでエア切れせずに、安全に楽しめます。
水中ライトの使い方を知る
暗闇では水中ライトを使って移動していくのはワクワクして楽しいです。
「ライトの使い方はこれでいいの?」と不安な方もいますよね?
暗闇での水中ライトの使い方は
- 付けたり消したりしない
- 人には向けない
- 何かあればライトでサインする
この3つだけ覚えておけば大丈夫です!
暗闇でインストラクターはインストラクターが参加者の位置や安否確認をすることがあったります。
消していると参加者を確認できないことがあるのでつけたままにしておきましょう。付けたり消したりすると、ライトが点灯しなくなることもありますよ!
また、ライトの光はとってもまぶしいので、人に向けていないか注意しましょうね!
そして、一番重要なのは暗闇で「何かあった場合」です!
- ホールを潜降しているときに耳が痛くなる
- インストラクターを呼びたい
ケーブやホールのような暗闇では、ライトを持っていると便利ですよ!
沖縄でファンダイビングをするならショップの選び方が重要
初心者の方にとって大切なのは
初心者も安心できる自分に合うショップを見つける
ことです。
ここでは「初心者の方が失敗しないショップ選び方5つのポイント」を紹介します。
- 初心者も安心、初心者大歓迎のショップ
- 1名から参加できて少人数制で楽しめる
- 初心者が楽しめるポイントに行ける
- 苦手なスキルのアドバイスをしてくれる
- 楽しむためのサポートをしてくれる
になります。
これからファンダイビングを楽しむためにはこの5つを大切にしてくれるショップだと安心できると思います。
そして
ショップの雰囲気がよくて楽しければ、初心者も安心できる自分に合ったいいショップになります。
こちらの記事で詳しく解説していますので見てくださいね!
≫【初心者必見】ファンダイビングの失敗しないショップの選び方5選!
【沖縄でファンダイビング】地形ダイビングってワクワクする!のまとめ
今回は「【沖縄でファンダイビング】地形ダイビングってワクワクする!」というテーマを紹介しました。
- 地形ダイビングには「暗闇の先に見える青い景色」「クレバスからの光のシャワー」「飛んでる浮遊感」がある
- 地形ダイビングには自然にできたいろんな造形の地形がある
- 地形ダイビングでは「大物回遊魚との遭遇」「マクロ生物」「浮遊感」「ワクワクする冒険」も楽しめる
- 初心者から楽しめる沖縄のおすすめポイントの紹介
- ダイブコンピュータ・水中ライト・動画撮影用GoProがあればもっと楽しめる
- 地形ダイビングを潜るときの5つの注意点がわかる
- 沖縄でファンダイビングをするならショップの選び方が重要である
ダイビングをやってみたい!「始め方から楽しみ方、器材の買い方、スキル克服まで丁寧に完全解説」している記事を是非読んでみてください!↓
≫【超初心者】ダイビングの始め方・買い方・楽しみ方を丁寧に完全解説