楽しみ方

万座「ミニドリーム」ポイントの紹介

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ドリームホールより浅い縦ホールが潜れるポイントです。

この記事では、私のガイドルートを基に、雰囲気や生き物を紹介していきます。

実際に、19年間のインストラクター経験とゲストの疑問を参考にして

  • 中立な立場で
  • 知識と実践の経験を生かした
  • 本当にいいと思うこと

を紹介しています。

ポイントに興味ある人は読んでみてね!

モンツキくん

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ミニドリームに潜ろう!

瀬良垣漁港からボートを出発し、約8分で到着します。

ナカモトくん

万座の海は一番好きなエリアです!

ANAインターコンチネンタルホテルの手前、なかむらそばのお店が見えるポイントです。

エントリーすると、色鮮やかなハードコーラルが一面に広がっています。

縦ホールはロープ横なので、穴の場所はカンタンに見つけられますね!

穴はそこまで大きくありませんが、シルエットもキレイに撮れますよ!

潜降の途中には岩があり、立つこともできます。

着底後に見上げた景色は、光と影がとっても幻想的でお気に入りです。

横穴は2つあり、上は小窓、下は掘り込みの穴でハタンポがよく舞っています。

たまに、ネムリブカも入ってくることがありますよ。

小窓は人一人通れる大きさで、こちらの穴を通ることが多いです。

ダイアナウミウシ、小窓を抜けた先のカイメンにいることがよくありました。笑っているような表情がかわいいウミウシですね!

穴を抜けた岩場にはミゾレウミウシ、キラキラしたエラが霙(みぞれ)みたいで名付けられたみたいですね。

ガレ場にはイロブダイの幼魚がひっそりと泳いでいることもあります。

春頃、棚沿いの上部に現れるツノダシの群れ、見応えありますね!

それでは、クレバスに向かって棚沿いを泳いで行きましょう。

途中にポツンとハマクマノミ、昔からいるけど何代目なんだろう?

クレバスは陽射しが入ると、ブルーが柔らかく見えてキレイ・・・

2023年にはネムリブカが3匹並んで、休憩しているシーンが見れました。

今でもクレバスに行くと、ネムリブカを間近で見ることができます。

クレバスの先には、ゆったりとしたアカマツカサが泳いでいます。

陽射しとアカマツカサがいい雰囲気を出していますが、写真ではうまく撮れない・・・

クレバスの脇を見ると、アカククリのヤングがひっそりといることもあります。

クレバスにネムリブカがいないときは、手前の掘り込みで休憩していることもありました。

クレバスを出ると、テーブルサンゴでマクロ探し

テングカワハギのチビちゃんがとってもかわいいです。

群れでサンゴをツンツン、ポリプを食べながらあちこち移動しています。

今後は深場へ行ってみましょう!

水深20mを過ぎたあたりに、砂地の穴をこっそり覗くと

ジョーフィッシュが顔を出していることがあります。見れたらラッキーですね!

深場の根にはハナビラウツボが出迎えてくれます。

オレンジのグラデーションがきれいなハナゴンベ、ゴンベという名がついていますがハナゴイの仲間ですよ~!

その先の水深30mにはスミレナガハナダイことサロンパスも泳いでいます。派手なオスがオレンジ色のメスに繁殖アタックをするシーンも見られます。

メスからオスに性転換したスミレナガハナダイ、繁殖期はもっとピンク模様の婚姻色になってメスにアタックしています。

少し浅場の根に戻ると、ムチカラマツの近くにヤマブキスズメダイ

仄かなピンク色のアカヒメジも根に住んでいます。

フワ~っと、根を回って行くと

時より、グルクンの群れが通ったり

冬から春頃にはウルトラマンホヤがあちこちで見られます。

春先にはウミウシも多く、交接しているゾウゲイロウミウシも見れました。

擬態していると、見過ごしてしまうモザイクウミウシ

淡い色したミカドウミウシの幼体はとってもかわいかったです。大人になると30cm以上にもなる大型のウミウシですが、なかなか見ることができません。

根の一角に現れたことのあるレアな生き物も発見!

2023年にクマドリカエルアンコウが出てうれしかったです!数日見ることができましたが、その後はどこにいったんでしょう?

棚沿いに戻って、テーブルサンゴをのぞいてみると、

サンゴの上にアカメハゼ、ライトを当てるとピンクの目が映えますね!

その後、水路に入ってマクロ探しへ

ぽつぽつとウミウシが現れてくれます。大きくて真っ白なメレンゲウミウシ

数年いたホシゾラワラエビもどこかに引っ越し、また帰ってきてね~

岩穴にはミナミハコフグの幼魚が泳いでいることもあります。

徐々にリーフへ上がって行くと色鮮やかなテーブルサンゴ

リーフエッジにはアマミスズメダイやロクセンスズメダイがいっぱい群れています。

リーフで安全停止をしながら、ハナヤサイサンゴを覗いてみると

小さなカサイダルマハゼがひっそりとサンゴに身を隠しています。

たまにパンダダルマハゼもいたりします。

見分け方は胸ビレが黒色ならパンダダルマハゼ、透明ならカサイダルマハゼです。

ゆっくりとハードコーラルも堪能したら、

そろそろボートへエキジット、お疲れ様です!

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ミニドリームの別ルートを潜る!

左側の棚沿いルートへ

もう1つのブイにボートを着けたり、たまには違うコースにしたいときに行きます。

穴を通らず、リーフエッジから左側へ泳いでいきます。

リーフエッジの群れを見ながら、ゆっくりと潜り、深くへ・・・

棚沿いの岩陰にいるマクロ探しを楽しみます。

オトヒメウミウシは海の宝石箱という意味の学名があり、外套膜(がいとうまく)はスカートのようにヒラヒラしているよ~

万座ではなかなか見れないハナヒゲウツボの幼魚、万座で見たときは感動しました。

ガレ場にはたくさんのセナキルリスズメダイ、深場が好きなんですね~

また、棚沿いをじっくりと探していきます。春先にはウミウシを見ることができますよ!

多分一番よく見るのが、コールマンウミウシですね!

見れるとうれしいアカテンイロウミウシ、とっても色鮮やかです!

万座ではよく見ることができるコンペイトウウミウシ、触覚まで丸い点々柄なんですよ~、大量発生していることもありました。

コンペイトウウミウシに似ているキスジカンテンウミウシ、大きくて見つけやすいんだよね~

細かな点がたくさんあるのでセンテンイロウミウシって言うみたい。

リュウグウウミウシの中でもキレイな配色のクロスジリュウグウウミウシ

シロタエイロウミウシ、シロタエは白妙と書いて主に白色という意味らしい、触覚の後ろに♡のマークがあるんです。

棚沿いを進んでいくと、

ムチカラマツの近くにいるヤマブキスズメダイの成魚

幼魚は成魚になるまで、ヤギ類の中に隠れながら暮らしています。

白い縁が目立って見つけることができるアラリウミウシ

シンデレラウミウシの幼体?と似ているラベンダーウミウシ

水玉サンゴもあって、その中にはオランウータンクラブが2匹もいたり

紫色のラインが特徴のバブルコーラルシュリンプ、水玉サンゴに擬態してるよ!

掘り込みにはアオウミガメが休憩していることもあります。

ドリームホールの手前まで泳いできました。ウミウチワのシルエットもキレイですね!

近くにはハマクマノミとハナビラクマノミが仲良く暮らしています。

リーフエッジを泳ぎながら戻っていきましょう~

たまに、リーフにアオウミガメが休憩中

コバルトブルーと黄色の尾びれが鮮やかなソラスズメダイ

リーフに咲いている色鮮やかなサンゴの群集を見ながら戻っていきます。

水中ブイまでサンゴが続いていますよ~!

顔面ホールへ

ホールのブイロープからも行けますが、顔面ホールでエントリーすると楽ですね。

顔面ホールからエントリーして、ドロップオフを降りていくと

水底近くに穴が見えてきます。

穴の中に入って振り返ると、雰囲気があっていい感じですね!

ライトを点灯して進んでいきます。

段々と光が差し込み、アカマツカサの姿が見えてきました。

奥に行けば、行くほど増えていくアカマツカサ

奥の穴が見えてくると引き返し、アカマツカサもいっぱい見れたね~

ボートに戻っていく途中も地形を楽しめます。

陽射しとダイバーのシルエットもいいですね!

安全停止をしながらリーフを楽しめます。

浅瀬のサンゴは毎年産卵するほどいっぱいでしたが、水温の上昇で徐々に白化が進んできています。

白化が進むと、サンゴが蛍光色のように薄くなり、そのうち白色に、最後は藻などが付き始め、土のような茶色に変わっていくのが寂しいです。

深場の砂地へ

リーフから沖へ泳いでいくと、深い海の世界へ

水深30mは砂地と岩が転がっています。

その先にスミレハナダイのメス(オレンジ)とオス(ピンク)が群れている綺麗な場所があります。

そこを降りると水深40mの砂地、じっくりとハゼを探せる時間はありませんがスジクロユリハゼもいます。本当は背ビレや臀ビレが見えるとキレイなんだけどね~

水深40m以上にいるアケボノハゼが浅瀬で見れるとうれしいんだけど・・・

窒素が溜まりすぎないように楽しみましょう!

モンツキくん

いろんなコースが楽しめるポイントですよ!

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昔に見たことがある生き物

2023年6月、トラフザメが棚沿いに現れました、体長は2m以上あって、興奮しました。

トラフザメの動画も撮ったので見てくださいね!

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「ミニドリーム」ポイントの紹介のまとめ

今回は「ミニドリーム」ポイントを紹介しました。

2007年から万座の海をガイドし始めましたが、今でも潜るたびに生き物を発見する楽しさがあります。ゲストのガイドルートも迷ったりしますが、ゲストの好み、今の生き物などを考えながら案内しています。

1人のインストラクターとして潜ってきた経験をわかりやすく紹介し、1つの参考として役立ててもらえるとうれしいです。

モンツキくん

ミニドリームはリーフのサンゴがとっても見応えがあるポイントでしたが、年々サンゴの白化が増えて行くのが寂しいですね。

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モンツキくん
はじめまして、モンツキくんです。36才で会社を辞め沖縄に移住、ダイビングインストラクターになって18年「小さなダイビングショップ」をして海を案内しています!コンセプトは中立的な立場でダイビングの経験をまとめて、1人でも役に立てるようにブログを始めました。みなさんよろしくお願いします。(^o^)
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