この記事では
初心者の方がこれからファンダイビングをしていくときに
- ファンダイビングはどんな楽しみ方があるのか知りたい!
- 水中のいろんな生き物をじっくりと見たい!
- 「生き物ウオッチング」ってどんなダイビングなの?
というふうに
初心者の方はファンダイビングで「どんな楽しみ方があるのか?」がよくわからなくて不安になることがありますよね~?
なので、
実際に、ダイビングショップでインストラクターとして16年間アドバイスしてきたモンツキくんが
- どこよりも
- 丁寧に、わかりやすく
- 生き物ウオッチングの楽しみ方を
紹介していきます。
この記事を読めば
初心者の方も「生き物ウオッチングを早くやってみたい!」と思ってもらえるようにまとめてますので、ライセンスを取得したばかりの方は読んでみてくださいね。
生き物ウオッチングとは水中の生き物を見て楽しむこと
水中に潜るとたくさんの生き物との出会いがあります。水中に潜っていろんな生き物を見て楽しむことを「生き物ウオッチング」または「フィッシュウオッチング」といいます。
沖縄の海はまるで水族館みたいです!
ファンダイビングではインストラクターに海の中を案内されて、かわいい生き物やおもしろい生き物などたくさん紹介してもらえます。
きっと自分のお気に入りの生き物が見つかるはずです。
生き物ウオッチングの楽しみ方を3つ紹介
生き物は種類によって住んでいる場所も違い、いろんな海でたくさんの出会いがあります。
インストラクターは生き物の紹介をする時に「名前」だけでなく、「インタープリテーション」な紹介もしてくれます。
大物からマクロ生物と多種な生物がいる
数字でいうと、世界の脊椎動物(約58000種)で一番多いのは魚類で約27000種、次に鳥類、爬虫類、哺乳類と続きます。
世界最大の魚はジンベエザメで13m以上、小さな魚は1㎝以下と魚類では「大きさの差」も1500倍とすごいんです!
ダイビングの楽しみ方は大物から1㎝も満たないマクロ生物までいろいろと楽しめます。
アーティステックな色彩がある
水中の世界はとっても色彩が豊かで、カラフルな生き物がたくさんいます。もちろんカラフルな魚やウミウシもきれいですが、サンゴ礁やイソギンチャク、トサカやヤギの仲間といった一見植物のように見える生き物がブルーの水中にアーティステックな世界を創っています。
美しい景色がある
目の前にたくさんの魚が泳いでいるシーンは見惚れてしまうほど美しいです。ギンガメアジなどの大物の群れになるともう圧巻の景色です!
海の生き物は魚だけじゃないって知ってる?
海にいるのは魚だけじゃないですよ~!
魚もいろんな種類がいるけど、他の生き物としてウミガメ、ウミウシ、エビやカニ、イカやタコ、貝類、ウニやヒトデ、ナマコ、クラゲ、サンゴやイソギンチャク、ホヤ、カイメンなどたくさんの生き物が住んでいます。
海に住んでいる人気のある生き物たち
人気のある種類の生き物を写真で紹介していきますね~
魚類
まずは魚類 、1000種類以上いる沖縄を代表してよく見られるクマノミ
ウミガメ
日本にはアオウミガメ、アカウミガメ、タイマイの3種類がいます。
一番イケメンなのがアオウミガメですね~
エビやカニ
大きなイセエビからとっても小さな「これもエビ?」というものもいます。
エビやカニは日中、岩陰やガレ場に隠れていることが多いので見つける楽しさもあります。
ウミウシ
「ウミウシ」って何?
角があって牛のように見えることから「海の牛」そして「ウミウシ」と言われるようになりました。
別名は「海の宝石」と言われるくらいカラフルな種類が多く、とっても人気な生き物です。
サンゴ
ハードコーラル(固い)やソフトコーラル(やわらかい)など100種類以上のサンゴが見ることができます。
沖縄には「足の踏み場がないほどリーフはサンゴだらけ!」とたくさんありました。今ではずいぶんと減ってきていますが、場所によっては元気なサンゴがたくさん残っています。
ホヤ
小さな群体となって見ることが多い、海の原索(げんさく)動物という生き物です。
見た目が可愛く、春シーズンによく見られますよ!
場所によって住んでいる生き物は違う
お魚は水深や住む場所でいろんな種類と出会えます。どんな場所にどんなお魚が住んでいるのかちょっと紹介しますね。
表層~中層に住む
大物としてはマンタやウミガメ、ロウニンアジ、イソマグロ、群れとしては県魚のグルクンやカマスなどがいます。
サンゴの周辺に住む
サンゴを住みかにしている小さな生き物やスズメダイの仲間、サンゴの小さな粒の「ポリプ」を食べるチョウチョウウオがよく見られる。
岩陰に隠れている
大きな根のオーバーハングや亀裂に隠れるように暮らしているミナミハコフグ、オイランヨウジ、クレナイニセスズメ、アカククリなどシャイな生き物が多いですね!
砂地やガレ場
砂地に作った巣穴からのぞいているジョーフィッシュやハゼの仲間、チンアナゴ、ハナヒゲウツボ、砂地に隠れてるヤッコエイやカレイなどが住んでいます。
ドロップオフ
潮通りのいい斜面やドロップオフではカスミチョウチョウウオの群れ、壁についているウミウチワや水玉サンゴに共生した小さな生き物が住んでいます。
じっくり生態観察するっておもしろい!
ダイビングのスキルに余裕が出てくると水中の生き物をじっくりと見ることができます。
泳いでいる魚はもちろん、いろんな場所でたくさん生息しています。
「何をしているのかな~?」って生き物の気持ちになる
↓
じっと行動を見てみる!
↓
自分なりに何をしているのか想像してみる
↓
陸に上がってから調べる
本当は生き物から「何をしているの?」と聞きたいけど、聞けないので、自分で想像するのも「生き物ウオッチング」の楽しさです。
実際、生物観察した生き物を紹介しますね~
クマノミのメスとオスの違いがわかる
クマノミはオスからメスに性転換するんです。
イソギンチャクの中で1番大きなオスがメスになり、2番目に大きなオスとペアになります。メスが死んじゃうと、また同じように1番大きなオスがメスになり、次のオスとくっつきます。
メスとオスの見分け方は尾びれの色でわかります。
メスは白色、オスは黄色、その他の若魚も黄色になっているので海で見てみましょう!
ピグミーシーホースはウミウチワに擬態している
タツノオトシゴの仲間で体長は1~2㎝、深い場所にあるヤギの仲間「ウミウチワ」に擬態しながら暮らしています!
擬態のしかたも「ウミウチワ」と同色だけでなく、イボのような突起まで同じ形をしています。
ライトでじっくり見ないとどこにいるのかわからないほどです。
産卵した子を守るトウアカクマノミ
日本にいるクマノミの中で1番珍しい「トウアカクマノミ」は春先からせっせと産卵している所を見ることができます。
卵を産むのはメスですが、卵の近くでオスが守り、メスは外敵を威嚇しながら、次の産卵に備えてエサを食べてます。
産卵したての卵は赤色、孵化前になると薄茶色となって子供たちの目もはっきりわかってきますよ!
ヒトデの口やお尻はどこにある?
「ヒトデって動かないけど生きてるの?」と言われることがありますが立派に生きている動物なんです。
動きは超ゆっくりですが、子孫を増やすためによく食べるので「海のギャング」と言われています。
裏側の中心のある「口」からムシャムシャ食べて、「お尻」から排泄もします。
「お尻」なので小さな穴があるよ、今度見てみてくださいね!
貴重なウミウシの産卵シーン
「海の宝石」と呼ばれるウミウシはカラフルで体長は1~3㎝のものが多く、岩陰にうまく隠れています。
ウミウシ探しのダイビングは楽しいですよ!
繁殖するために交接していることや渦巻きのような形をした卵を産んでいる貴重なシーンも見ることができます。
沖縄の人気のある生き物を3種紹介
人によってもちろん生き物の好みは違いますが、16年インストラクターをして「見つけるとうれしい生き物」として3種類を紹介しますね!
もちろん、人気のある生き物って他にも、もっともっといっぱいいるから~
モンツキカエルウオ
このブログのキャラクター「モンツキくん」のモデルとなっているお魚です。
カラフルな目をしたなんとも言えない「かわいい顔?」をしています。サンゴ礁域の穴から顔を出してこちらをじっと見ているよ。
オオモンカエルアンコウ
カイメンやロープに隠れるように生息して見つけるのに苦労します。
とぼけたような顔をしていて、体長1~3㎝の時がとってもかわいいんですよ!
たまに口を開けてあくびをするシーンを見ることもできますよ!
シンデレラウミウシ
ウミウシの中でも体色の紫色と二次鰓(ニジエラ)の黄色がとっても鮮やかで美しく、とっても人気があります。
岩陰に隠れていることが多いですが、大きさも2~3㎝で目立つ色をしているので見つけやすいですね!
初心者におすすめ!沖縄の生き物ウオッチングポイント3選を紹介
初心者の方が「生き物ウオッチング」をじっくりと楽しめるポイントを3つ紹介しますね!
「特定の生き物」にフォーカスして、じっくりと観察するにはとってもいいポイントですよ!
5種類のクマノミが1度で見れる:恩納「山田ポイント」
日本にいる6種類のクマノミを1度に5種類見ることができます。穏やかなポイントで、クマノミも浅い場所に住んでいるのでじっくりと楽しめますよ!
5種類のクマノミの違いを見比べてみよう!
クマノミの覚え方は「1ハマ(クマノミ)、2クマ、3カクレ(クマノミ)」と白帯の数で判断できます。
一面に広がるキンギョハナダイ:ケラマ「黒島ツインロック」
ツインロックの離れ根へ渡ると、浅瀬のソフトコーラルにオレンジ色のキンギョハナダイが群れ広がっています。ダイバーにとって癒やされる光景ですね!
キンギョハナダイの目をよく見るとグリーンでかわいいですよ!
表情まで見れるチンアナゴ:水納島「ポートサイド」
真っ白い砂地から身体をユラユラしながら、流れてくるプランクトンを食べています。
ダイバーが近寄ると砂に引っ込むのですが、ゆっくり近づくとかなり近くまで寄れます。
よく見ると、ちょっと怒っているような表情してるよ!
もっと楽しむためには「水中カメラ・ライト・図鑑」の3つが必要!
ダイビングが終わった後に「気になる生き物」の名前を調べようと思っても探せないことってよくありますよね?
魚の名前や生態を知ることでダイビングがもっと楽しくなってきますよ!
わからないと、ずっと気になってしまうことも・・・
なので、
水中には水中カメラとライト、陸では図鑑があれば楽しめます!
水中では思考力が低下して、じっくり見た生き物も特徴を忘れてしまいがちになります。
- 水中カメラ
「気になる生き物」を撮影しておけば後から調べられるので安心ですね!
また、深く潜っていくと光が青く吸収されて、本当の色がわからなくなります。
- 水中ライト
本来の色や特徴もわかりやすくなりますよ。岩陰に隠れている生き物も見つけやすくなるのでとっても便利です。
最後に、陸に上がってからは
- 図鑑やネット図鑑
「気になる生き物」の名前や生態がわかるとダイビングがもっと楽しくなっていきますよ!
ショップにはお魚やウミウシ、エビやカニなどの生き物図鑑や水中のおもしろい雑学本もあるので興味があれば読んでみよう!
実際に生き物ウオッチングをするといっても、ダイビング中は生き物ウオッチングだけじゃないんです!!
水中カメラで撮影する「水中写真ダイビング」やオーバーハングな地形を泳いだりする「地形ダイビング」、サンゴの上を泳ぐ「サンゴウオッチング」といろんな潜り方をしながらファンダイビングを楽しんでいます。
沖縄でファンダイビングをするならショップの選び方が重要
初心者の方にとって大切なのは
初心者も安心できる自分に合うショップを見つける
ことです。
ここでは「初心者の方が失敗しないショップ選び方5つのポイント」を紹介します。
- 初心者も安心、初心者大歓迎のショップ
- 1名から参加できて少人数制で楽しめる
- 初心者が楽しめるポイントに行ける
- 苦手なスキルのアドバイスをしてくれる
- 楽しむためのサポートをしてくれる
になります。
これからファンダイビングを楽しむためにはこの5つを大切にしてくれるショップだと安心できると思います。
そして
ショップの雰囲気がよくて楽しければ、初心者も安心できる自分に合ったいいショップになります。
こちらの記事で詳しく解説していますので見てくださいね!
≫【初心者必見】ファンダイビングの失敗しないショップの選び方5選!
【沖縄でファンダイビング】生き物ウオッチングって楽しい!のまとめ
今回は「【沖縄でファンダイビング】生き物ウオッチングって楽しい!」というテーマを紹介しました。
- 生き物ウオッチングには「多種な生物」「アーティステックな色彩」「美しい景色」がある
- インストラクターは「インタープリテーション」な紹介をしてくれる
- 海には魚以外にもたくさんの生き物が住んでいる
- じっくり生態観察することがおもしろい
- 沖縄の人気のある生き物やおすすめポイントの紹介
- 水中カメラ・ライト・図鑑があればもっと楽しめる
- 沖縄でファンダイビングをするならショップの選び方が重要である
ダイビングをやってみたい!「始め方から楽しみ方、器材の買い方、スキル克服まで丁寧に完全解説」している記事を是非読んでみてください!↓
≫【超初心者】ダイビングの始め方・買い方・楽しみ方を丁寧に完全解説