- ファンダイビングの楽しさを教えて~
- 海の生き物をじっくり見たい~
- 「生き物ウオッチング」ってどんなの?
生き物ウオッチングとは、海に潜って、いろんな生き物を見て楽しむことです。特に沖縄の海は水族館みたいで、たくさんの生き物と出会えます。
初心者の人は、ファンダイビングで「どう楽しめばいいの~?」と思っている人も多いはずです。
実際に、19年間のインストラクター経験とゲストの疑問を参考にして
- 中立な立場で
- 知識と実践の経験を生かした
- 本当にいいと思うこと
を紹介しています。
長年のインストラクター経験から、ファンダイビングは好きなスタイルで楽しめばいいと思います。
今回はダイビングスタイルの1つである「生き物ウオッチング」を紹介します。
生き物ウオッチングを知りたい人は読んでみてね!
海の生き物の楽しみ方、お魚以外のかわいい生き物、生態観察から発見する楽しさを知ることができます。
たくさんの相談を個々に合った方法で回答してきました!
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ブログ管理人の
モンツキくん

著者
藤田 勝弘
- 長年の経験で得たダイビングの知識を多くの人に伝えるために開設
- ダイビング未経験の初心者が楽しみながら100本で「できるダイバーになる!」を体系的に学べるブログ
- 中立的で誰よりもわかりやすい解説を目標にしている
「モンツキくんの詳しいプロフィール」も紹介しています。
36才で会社を辞めて東京から沖縄に移住しました。初めてのダイビングでライセンスを取得してから、不安ながらも仕事として決意!試行錯誤の日々を過ごし、19年のダイビングインストラクター経験をもとに「小さなダイビングショップ」で海を案内しています!
生き物ウオッチングの楽しさを3つ紹介
ライセンス講習では生き物を見る余裕がなかったよ!
海の生き物はサンゴや岩陰などのいろんな場所に住み、よく見るとたくさんの生き物と出会えます。
ガイドは生き物を見つけると、名前だけでなく「あれは食事している所」と生態なども紹介してくれて、海の生き物が好きになる人もたくさんいます。
1.大物からマクロ生物と多種な生物がいる
世界の脊椎動物(約58000種)の中で魚類は約27000種と一番多く、次に鳥類、爬虫類、哺乳類と続きます。
海水魚だけでも約15000種もいるんです。
世界最大の魚はジンベエザメで13m以上、小さな魚は1㎝もないので、魚は1500倍も大きさが違うんです。
ダイビングは大物からマクロまでたくさんの生き物がいるので楽しいですよ!
2.アーティステックな色彩がある
水中の世界は深くいくほど青色に見えますが、実はとっても色彩が豊かで、カラフルな生き物がたくさんいます。
カラフルな魚やウミウシもきれいですが、サンゴ礁やイソギンチャクなど植物のように見える生き物が水中でアーティステックな世界をつくっています。
3.美しい景色がある
目の前にたくさんの魚が群れているシーンは見惚れてしまうほど美しいです。
ギンガメアジなどの大物の群れはもう圧巻の景色です!
海の生き物や景色は日常のことを忘れてしまうほど感動することがあるよ!
海の生き物は魚だけじゃない!
お魚以外になにを見たりするの~?
海にいるのは魚だけじゃないですよ~!
お魚もいろんな種類がいるけど、他の生き物としてウミガメ、ウミウシ、エビやカニ、イカやタコ、貝類などたくさんの生き物が住んでいます。
ダイバーに人気の生き物の紹介
ダイバーが好きな生き物を紹介していきます。
お魚
お魚は種類が多く、沖縄だけでも1000種類以上いて、よく知られているがクマノミですね!
ウミガメ
日本にはアオウミガメ、アカウミガメ、タイマイの3種類がいます。
一番イケメンなのはアオウミガメ、きれいな顔立ちですね~
エビやカニ
大きなイセエビからとっても小さくて「これもエビ?」というものもいます。
エビやカニは日中、岩陰やガレ場に隠れていることが多いので見つける楽しさもあります。
ウミウシ
「ウミウシ」って何?
角があって牛のように見えることから「海の牛」そして「ウミウシ」と言われるようになりました。
「海の宝石」と言われるほどカラフルな種類が多く、とっても人気のある生き物です。
サンゴ
ハードコーラル(固い)やソフトコーラル(やわらかい)など100種類以上のサンゴが見ることができます。
沖縄は「リーフは足の踏み場がないほどサンゴだらけ!」という時代もありました。
今は地球温暖化や環境の変化により、どんどん減ってきていますが、まだ元気なサンゴが残っている場所もあります。
ホヤ

小さな群体となって見ることが多い、海の原索(げんさく)動物という生き物です。
見た目が可愛く、冬から春シーズンによく見れますよ!
お魚以外にもいろんな生き物がいて、サンゴやイソギンチャクは植物のように見えるけど動物なんだよ!
生き物の住んでいる場所を紹介
生き物は水中のいろんな所で、いろんな種類と出会えます。どんな場所にどんなお魚が住んでいるのかちょっと紹介していきます。
表層~中層に住む
大物ではマンタやウミガメ、ロウニンアジ、イソマグロなど、群れとなって泳いでいるのは県魚のグルクンやカマス、グルクマなどが表層~中層の海で泳いでいます。
サンゴの周辺に住む
サンゴを住みかにしている小さな生き物やスズメダイの仲間、サンゴの小さな粒の「ポリプ」を食べるチョウチョウウオなどたくさんの生き物が見られます。
岩陰に隠れて住む
大きな根のオーバーハングや亀裂に隠れるかのように暮らしているミナミハコフグ、オイランヨウジ、クレナイニセスズメ、アカククリなどシャイな生き物が住んでいることが多いです。
砂地やガレ場
砂地に作った巣穴から顔を出しているジョーフィッシュやハゼの仲間、チンアナゴ、ハナヒゲウツボなど人気のある生き物が多いです。
砂地に隠れるようにヤッコエイやカレイがいたり、ヒゲでエサを探しているヒメジなどが住んでいます。
ドロップオフ
潮通りのいい斜面やドロップオフにはカスミチョウチョウウオ、ハナゴイ、キンギョハナダイなどの群れが色鮮やかに泳いでいます。
壁についているウミウチワや水玉サンゴにはピグミーシーホースや小さな生き物、岩陰にウミウシなどじっくり探すといろんな生き物が見れます。
水草の近くに住む

砂地に生えている水草などをよく見るとウミウシや擬態しているニシキフウライウオ、イバラダツなどじっとしている生き物が見れます。
好きな生き物がいる場所をじっくりと探して、見つけるとすごくうれしくなるよ!
じっくり観察するのがおもしろい
止まってじっくり見てもいいの~?
ダイビングに余裕が出てくると水中の生き物をじっくりと見ることができます。
じっくり生態観察をしていると、その生き物の行動がわかるようになったり、好きになることがあります。
「なにをしているのかな?」と生き物の気持ちになる
↓
じっと行動を見てみる
↓
自分なりに、なにをしているのか想像する
↓
陸に上がってから調べる
本当は生き物から「なにをしているの?」と聞きたいけど、聞けないので自分で想像するのも「生き物ウオッチング」の楽しさです。
実際に、生態観察をした生き物を少し紹介します。
クマノミのメスとオスの違いがわかる
クマノミはオスからメスに性転換するんです。
イソギンチャクの中で1番大きなオスがメスになり、2番目に大きなオスとペアになります。メスが死んじゃうと、また同じように1番大きなオスがメスになり、次のオスとくっつきます。
メスとオスの見分け方は尾びれの色でわかります。
メスは白色、オスは黄色、その他の若魚も黄色になっているので海で見てみましょう!
ピグミーはウミウチワに擬態している
タツノオトシゴの仲間で体長は1~2㎝、深い場所にあるヤギの仲間「ウミウチワ」に擬態しながら暮らしています。
擬態のしかたも「ウミウチワ」と同色だけでなく、イボのような突起まで同じ形をしています。
ライトを当てて見ないと、どこにいるのかわからないほど擬態がうまいです。
産卵した子を守るトウアカクマノミ
日本にいるクマノミの中で1番珍しい「トウアカクマノミ」は春先から産卵中の姿を見ることができます。
卵を産むのはメスですが、卵の近くでオスが守り、メスは外敵を威嚇しながら、次の産卵に備えてエサを食べてます。
産卵したての卵は赤色、孵化前になると薄茶色となって子供たちの目もはっきりわかりますよ!
ヒトデの口やお尻はどこか知ってる?
「ヒトデは動かないけど生きてるの?」と言う人もいますが、立派に生きている動物なんです。
動きはゆっくりですけど、子孫を増やすためによく食べるので「海のギャング」と言われています。
裏側の中心のある「口」からムシャムシャ食べて、「お尻」から排泄もします。
「お尻」なので小さな穴もあります、今度よく見てくださいね!
貴重なウミウシの産卵シーン
「海の宝石」と呼ばれるウミウシはカラフルで体長は1~3㎝のものが多く、岩陰にうまく隠れています。
ウミウシ探しが好きなダイバーは多いです。
繁殖するために交接している姿や渦巻きのような形をした卵を産んでいる貴重なシーンを見ることもできます。
好きな生き物やみたい生き物をガイドに伝えると、教えてくれたりするよ!
沖縄で人気のある3種類を紹介
止まってじっくり見てもいいの~?
人により生き物の好みは違いますが、長年ガイドをしていて「見つけるとうれしい生き物」を3種類紹介しますね!
モンツキカエルウオ
このブログのキャラクター「モンツキくん」のモデルとなっているお魚です。
カラフルな目をしたなんとも言えない「かわいい顔?」をしています。サンゴ礁域の穴から顔を出してこちらをじっと見ています。
オオモンカエルアンコウ
カイメンやロープに隠れるように生息し、見つけるのにとっても苦労します。
とぼけたような顔をしていて、体長1~3㎝の時がとってもかわいいんですよ!
たまに口を開けてあくびをするシーンを見ることができますよ!
シンデレラウミウシ
ウミウシの中でも体色の紫色と二次鰓(ニジエラ)の黄色が鮮やかで美しく、とっても人気があります。
岩陰に隠れていることも多いですが、大きさは2~3㎝の目立つ色をしているので比較的見つけやすいですよ!
生態観測していると、どんな生き物を好きなのか気づいていくよ!
初心者におすすめ!沖縄の生き物ウオッチングのポイント3選を紹介

いろんなクマノミを見たいな~
初心者の人が「生き物ウオッチング」を楽しめる3つのポイントを紹介します。
「特定の生き物」にフォーカスして、じっくり観察するにはいいポイントですよ!
5種類のクマノミが1度で見れる
恩納村にある「山田ポイント」
日本にいる6種類のクマノミを1度に5種類見ることができます。穏やかなポイントで、クマノミも浅い場所にいるのでじっくりと楽しめます。
5種類のクマノミの違いを見比べることもできますよ。
クマノミの覚え方は「1ハマ(クマノミ)、2クマ、3カクレ(クマノミ)」と白帯の数で判断できます。
一面に広がるキンギョハナダイ
ケラマにある「黒島ツインロック」
ツインロックの離れ根へ行くと、浅瀬のソフトコーラルにオレンジ色のキンギョハナダイが一面に群れ広がっています。
ダイバーにとって、すごく癒やされる光景です。
キンギョハナダイは目がグリーンでとってもかわいいですよ!
表情まで見れるチンアナゴ
水納島にある「ポートサイド」
真っ白い砂地から身体をユラユラしながら、流れてくるプランクトンを食べています。
ダイバーが近寄ると砂に引っ込むのですが、ゆっくり近づくとかなり近くまで寄れます。
じっくりと見ていくと、ちょっと怒っているような表情をしてるよ!
見たい生き物をリクエストすると、ガイドが初心者も楽しめるポイントを考えながら連れて行ってくれるよ!
もっと楽しむなら「水中カメラ・ライト・図鑑」の3つが必要!
見てるだけじゃ物足りなくなってくる~
ログ付けのときに「気になる生き物」を調べたくても、探せないことがよくあります。
水中ではしっかり覚えたつもりでも、陸に上がると魚の特徴がうろ覚えになり、体形や色、どんなところにいたのかを忘れてしまうからです。

- 水中カメラ
- 水中ライト
- 図鑑
気になる生き物を写真で撮ると、生き物の名前を覚えやすくなります。
「気になる生き物」を撮影しておけば後から調べられるので安心です。
こちらの記事は「おすすめの水中カメラ」を知りたい人に最適!
水中では深く潜ると色が青く吸収されて、本当の色がわからなくなります。
本来の色やどんな生き物なのかわかりやすく、岩陰に隠れている生き物も見つけやすくなるのでとっても便利です。
最後に、陸に上がって、ログ付けのときにあるとうれしいのは・・・
「気になる生き物」の名前や生態がわかるとダイビングがもっと楽しくなるよ!
ショップにはお魚やウミウシ、エビやカニなどの図鑑や水中のおもしろい雑学本もあるので興味があれば読んでみよう!
実際には生き物ウオッチングだけじゃない!
水中カメラで撮影する「水中写真ダイビング」やアーチの地形を泳ぐ「地形ダイビング」、サンゴの上を泳ぐ「サンゴウオッチング」といろんな潜り方をしながらファンダイビングを楽しめるんですよ!
1つずつ揃えていくと、ダイビングの楽しみが増えていきますよ!
初心者のファンダイビングはショップ選びが大切

どこでファンダイビングを楽しめばいいの?
ファンダイビングはライセンスを取ったショップが一番いいと思いますが、自分に合っていない人もたくさんいます。
- ライセンスを取ったショップに馴染めない
- ちょっと雰囲気が合わない
- リゾートで潜るからショップを探したい
ライセンスを取ったショップが合わないなら、ファンダイビングは新しいショップ探すいいきっかけです。
失敗しないために、ファンダイビングのショップ選び5つのポイントを紹介します。

- 初心者も安心、初心者歓迎のショップ
- 1名から参加できて少人数で楽しめる
- 初心者が楽しめるポイントに行ける
- 苦手なスキルのアドバイスがもらえる
- 楽しめるサポートをしてくれる
これからファンダイビングを楽しむには、5つのことを大切にしてくれるショップが安心できると思います。
そして、ショップの雰囲気が良ければ、安心な自分に合ういいショップになるでしょう!
こちらは「ファンダイビングのショップ選び」を知りたい人に最適!
初心者に大切なのは安心できる自分に合うショップを見つけることです。
ファンダイビングが10倍楽しい「生き物ウオッチング」を紹介!のまとめ

今回は「ダイビングの楽しみ方を教えて~」という声を記事にしました。
私は長年潜っている今でも、生き物の生態をじっくりと見ることが好きです。
でも元々、お魚が大好きだったわけではなく、じっくりと生態を見ているうちに生き物の仕草や表情がかわいくなってきて好きになりました。
ガイドで生き物の紹介をするときは、おもしろい生態なども紹介しています。
今回の紹介でもっとダイビングが楽しくなりそうと思ってくれたらうれしいです!(^o^)
生き物ウオッチングは生き物を自分で見つけることができれば10倍楽しくなっていくよ!
ダイビングでわからないことがあれば、お問い合わせやコメント欄で教えてください。できるだけわかりやすくお答えしていきます。
\悩みや不安を気軽に相談してね♪/
ご相談で費用等は一切かかりません
ダイビングを楽しみたいなら「ダイビングの楽しみ方」がおすすめ記事です。
こちらの記事は「ライセンスを取ってからどうするの?」を知りたい人に最適!

ダイビングをどこよりもわかりやすく解説しています。ぜひ一度読んでください!
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